2016年3月15日火曜日

恶棍天使 2015|軽さに満ちた孙俪のフワフワにくるまれてうっとりする



昨年(2016年)の12月に公開され、けっこう稼ぎはしたものの、まったく評判のよろしくない映画が

《分手大师》 2014
恶棍天使 2015

です。これはいわば “分手大师 PART2” です。《分手大师(失恋の達人~上手に愛を手放す方法)》 2014 は、俞白眉という人が書いたお芝居 《分手大师》 を元に、俞白眉と邓超が共同監督、俞白眉がシナリオ、邓超が主演した映画でした。《恶棍天使》 も、まったく同様のパターンです。

ただし、《分手大师》 のヒロインは杨幂でしたが、《恶棍天使》 のヒロインは邓超の嫁さんである孙俪です。

もうすぐ(2016年3月20日)2015年に公開された映画を対象にした “金扫帚奖(ごみ映画大賞)” が発表されます。第六届金扫帚奖(2014年公開映画が対象)では、《分手大师》 は最高の栄誉 “最令人失望影片(もっともがっかりさせたで賞)” を獲得しています。《恶棍天使》 は、再度 “最令人失望影片” を獲得しそうな勢いです。

でも、ぼくはこの映画が大好きです。映画が始まってすぐさま “あ。俺はこの映画好きだ!” と思える映画だってあります。そんな感じで、この映画が好きになりました。


ぼくが、どんなふうにこの映画を好きなのかをしゃべる前に、映画を見た人たちが、どんな悪口を言っているのか、豆瓣からいくつか拾ってみましょう。3月15日現在、6,1701人が投票して、総合評価は 4.0 となっています。

最可怕的是全场爆笑的时候我根本不知道他们在笑什么(もっともぞっとしたのは、劇場のみんなが爆笑している時、みんなが何を笑っているのかわからなかったことだ)

烂到其它雷片自动加十星,装疯卖傻、呲牙咧嘴、白痴犯贱、吃苍蝇舔屎(腐ってる度はほかのくず映画の10倍。きちがいのふりしてまぬけを売っている。ばか笑いして白痴であることを暴露している)

友邻说该片比《分手大师》还烂,我曾表示怀疑,但看到第25分钟,我确认这一点了(ご近所さんが 《分手大师》 より腐ってるって言ってたのを疑ってたんだけど、25分間見て腐りようがよくわかった)

我都不好意思和别人说我看过....(この映画を見たなんて恥ずかしくて言えない)

俞白眉是真的没有才华,邓超是真的不好笑,孙俪是真的被抬高(俞白眉って才能がなくて、邓超はまったく面白くない。ただし、孙俪はレベルが上がった)

不是说低智商的就是喜剧,充其量只是儿童剧而已(知能指数最低の、がき向け映画だ)


冯小刚が微博で 《恶棍天使》 に “赞(いいね)” したことが話題になって、後で冯小刚は手がすべっただけだと語ったとか、罵倒の嵐に憤慨した邓超が微博の 《恶棍天使》 公式サイトに寄せられた好意的意見を1時間に90通、微博で発信したとか、そんなことも話題になりました。

大陸における映画やドラマの評価は(映画やドラマに限ったことではありませんが)、一度固定しまうと永遠に再評価されることはありません。それは、大陸以外の日本とかあれこれの国だって同じようなものかもしれません。

ただし、大陸では、誰かが映画やドラマを評価するとき、その言葉がまったく同一なのです。誰かの誰にでも納得できそうな “決め” の評価が登場すると、誰もがそれと同じ言葉を使いますす。それが正しい評価なのです。

“みんなはこう言ってるけど、自分はこう思う” という努力は、誰にも見向きもされません。これは、現在の共産党権力がどうのうのとか、そういう問題ではなく、大陸においてえんえんと受け継がれてきた伝統だと思います。

《大话西游》 1995
1つだけ例外があります。《大话西游(チャイニーズ・オデッセイ)》 は、1995年に香港でも大陸でも公開され、香港でも大陸でも話題にはなりませんでした。ところが1997年くらいから大陸で “これって、すごいんじゃね!” と、みんなが言い出します。こうして 《大话西游》 は大経典映画となります。

大陸で徹底的に受けないもの--それは “わけのわからないもの” です--と書き始めましたが、そんなことについては、また今度にしましょう。


《分手大师》 は、邓超の女装ダンスシーンなど、感心した部分はあったものの、全体としては退屈でした。《恶棍天使》 では、邓超の肉体演技はさらにパワーアップしています。感心はしますが、それがすごいとか、そういうことを言いたいわけではありません。

この映画がどれだけ白痴丸出しで、どれだけくだらないギャグを連発していいようが、決して崩壊していないのは孙俪がいるからです。孙俪が演じる查小刀はIQは抜群なのですが、EQ(心の知能指数)は最低です。髪型も乱暴なおかっぱで、でっかいメガネをかけていて、おしゃれには無縁です。

仕事を首になり、ママからも親子の縁を切られ、すっかり意気消沈した查小刀は、心の問題をなんでも解決してくれるという神医 折耳根の広告を見て、折耳根の診察を受けます。折耳根が小刀に与えた薬は、重度の不眠症である莫非里(邓超)です。

莫非里はお金の取り立て屋である恶棍なのですが、折耳根の見立ては、性格が極端に異なる查小刀と莫非里が交流すれば、お互いの心の問題が解決するだろう--というものでした。こうして、莫非里と查小刀の冒険と恋の物語がはじまっていきます。


この映画の中にいるのは、テレビドラマのアイドルだった孙俪でも、《霍元甲(SPLIT)》 とか 《画皮(あやかしの恋)》 とか 《关云长(三国志英傑伝)》 といった退屈なだけの映画における脇役の孙俪でも、宮廷ドラマ 《甄嬛传(宮廷の諍い女)》 のヒロインとしての孙俪でもありません。

《越光宝盒》 2010
《恶棍天使》 の孙俪とは、《大话西游》 の監督である刘镇伟(ジェフ・ラウ)の 《越光宝盒》 2010 で、底抜けに脳天気な狂気を演じた孙俪の発展形です。

孙俪は香港の刘镇伟と、大陸で三本の映画につきあっています。いわば、“刘镇伟の孙俪三部作” です。

机器侠 2009
越光宝盒 2010
大话天仙(天仙奇缘) 2014(2011)

《大话天仙》 2014
《越光宝盒》 と 《大话天仙》 は、孙俪の演技力を飛躍的に鍛えたように思います。《越光宝盒》 が脳天気な狂気ならば、《大话天仙》 では冷たく透きとおった狂気を披露してくれます。

《大话天仙》 の孙俪は、超を超えるほどきれいでした(完成しなかった映画ですが…)。

孙俪は、刘镇伟の映画に出ている時期、ドラマの仕事はしていません。《天仙奇缘》 が座礁した後、孙俪は 《甄嬛传》 2012 で、アイドルとしてではなく圧倒的な女王として、ドラマに戻ってきます。

ただし、《甄嬛传》 後、結婚・出産がありました。娘の出産後、ドラマ 《辣妈正传》 2013 に出ますが、今度は二人目の娘の出産です。そんなこんなで孙俪は、昨年(2015年) 《芈月传》 と 《恶棍天使》 で、ドラマにも映画にも帰ってきました。


《恶棍天使》 の孙俪の演技は、なんとすてきなことでしょうか。地味で消極的な女が、戦う女、愛する女に成長していきます。そして最初から最後まで、地味だろうが消極的だろうが、戦おうが愛そうが、孙俪の演技は、その表情、しぐさ、態度、行動--すべてが軽さに満ちています。

どんなシーンでもいいのですが、いくつかのシーンを思い出してみましょうか。

莫非里が戦っている最中、バットを右の手から左の手へ、左の手から右の手を投げて持ち変えるときの素人まる出しなぎこちなさ。いきおいよくジャンプして、お!  武功もできるのかと思わせて、実は地べたに落っこちていただけだったときの顔。莫非里に踊ろうと誘われて、孙俪が “わたし、踊れないの” と言えば誰だって笑います。小刀がろう人形の甄嬛に出会ったときの、小刀と甄嬛のギャップ。

ぼくは、けっこう笑いましたが、ずっと笑っていたというよりも、孙俪のフワフワした軽い演技にずっと見とれていました。ことばで説明しても、しょうもないでしょう。

孙俪ファンの人は、実際に見て孙俪のふわふわにくるまれてください。

極端にほめてしまえば、孙俪は、チャップリンとかキートンとかマルクス兄弟たちとか、偉大な(チャップリンは偉大だとは思いませんが)お笑いスターのすべてをマスターしてしまったと言ってもいいように思います。

スラップスティックなお笑いとは、ある種の狂気の表現と言ってもいいでしょう。《越光宝盒》 と 《大话天仙》 の孙俪は、刘镇伟が与えた狂気を演じるという試練を見事に演技しました。そして、この 《恶棍天使》 では、狂気が “軽さ” にまで到達しています。


芸の1つの到達点は “重さ” ではなく、“軽さ” でしょう。たとえば、ジル・ドゥルーズの文章が、いつもとても軽いように。

俞白眉と邓超は 《分手大师》 でも、杨幂にふわふわ感を出させる努力をしました。杨幂は、それなりにふわふわ感も出しはしたのですが、“軽いお笑い” には到達できませんでした。杨幂は、現代ものに出るとたん “ただ単なるきれいなおねえさん” になってしまいます。

そもそもなんで杨幂がなんで有名になったのかというと 《神雕侠侣》 2006、《仙剑三》 2009、《》 2011 における“軽さ” だったはずです。特に 《仙剑三》 と 《宫》 では杨幂独自開発と思われる “軽いお笑い” を誘導する小細工が効いていました。でも、ぼくたちは、軽いからこそすてきだった杨幂には、二度とお目にかかれないのかもしれません。


《画壁》 2011
蛇足で書いておくと、孙俪と邓超が主演した映画はこれがはじめてではありません。《画壁》 2011 という映画があって、これは “孙俪と邓超、結婚おめでとう” という意味合いの映画でした。この映画は実質的な 《画皮》 のPART2です(続編ではありませんが)。

“結婚おめでとう” 映画と言えば、杨幂と刘恺威の 《Hold住爱》 という悲惨な映画がありました。邓超と刘恺威を比べて、杨幂と刘恺威はいずれ離婚するだろうなどと言う必要もないように思います。

そんなあれこれの事情により、《恶棍天使》 では今や死語となっているであろう “Hold住” という言葉も耳にできます。


恶棍天使 Devil and Angel 2015 终极预告



邓超 - 有情世间 《恶棍天使》电影 主题曲


《恶棍天使》上海首映礼发布会群访完整版

2016年3月4日金曜日

上瘾 2016|当局に封殺された高校生のボーイズラブを描くアイドルドラマ



ぼくたちの中国語の先生
去年(2015年)の秋、こんなことがありました。ぼくの中国語の先生が、中国にいる友だちからBL(ボーイズラブ)もののコミックやDVDを買ってほしいと頼まれました。そんなわけで、ぼくたち(生徒二人)と先生は、秋葉原にBLものを探しに行きました。

もちろん、先生にBLものを買ってほしいと頼んだ、彼女の友達は女性です。BLという和製英語は、日本語ウィキペディアによると「日本における男性(少年)同士の同性愛を題材とした小説や漫画などのジャンルのこと。書き手も読み手も主として女性によって担われている」と書かれています--そういうことなのでしょう。


ぼくが 《上瘾》 というドラマの存在を知ったのは、《女医 明妃传》 に関連して

目指すは刘亦菲! 刘诗诗における不断の整形、その全真相 !!

という記事を書いていた2月26日でした。今(2016年3月)大陸で最も話題になっているドラマは 《女医 明妃传》 です。そんなのはあたりまえなのですが、百度の人気ドラマランキングで確認すると、《女医 明妃传》 と大差なく2位につけているのが 《上瘾》 でした。

《女医 明妃传》 についてのもう1つの記事(2月17日)

上海唐人の今後とドラマの時代背景、あるいは霍建华ではなく黄轩について

でも、百度の人気ドラマランキングの当日の画像を載せていたので、こっちを確認してみると第5位につけています。10日くらいの間で、ぐんぐん人気を上げてきたわけです。どんなドラマなんだろうと思って、調べてみると

上瘾 2016

は、今年(2016年)の1月29日からネットでの放映が始まった、高校生のBLものネットドラマでした。たいした興味はなかったのですが、動画を探してみるとどこにもありません。さては?  と思って、あれこれ調べると、やっぱりそうでした。

一話20分くらいで週3回の公開だったのですが、まだ全話が公開されていない2月22日、当局=广电总局(中华人民共和国广播电影电视总局)によって公開が禁止され、ネット上の動画はすべて削除させられてしまったそうです(公開されたのは15話まで)。


ぼくは、QQ空間で 《上瘾》 の第一話を見たという話を書いてみました。中国語の先生は “え、見れないんじゃないの?  私も見たい!” と言ってきました。15話を全部見たという知り合いは “颜値挺高的,也很有爱很般配(顔のレベルも高いし、とっても愛があって、とってもお似合いな二人” と言ってきました。

ぼくは、特に何か書きたいと思ったわけではありませんが、でも話題にはなっているので、最初のほうだけちょっと見て、適当に記事をでっちあげておこうと思いました。で、今、こうしてこの記事を書いているわけです。

でも結局なんだかんだ、全部見てしまいました。このドラマ、けっこう悪くありません。予算不足を補うためなのでもありますが、軽快でスピーディな展開にも好感が持てます。

このドラマの放送禁止は、大陸のBL好き少女たちにとって、とても悲しい出来事だったでしょう。

原作は 《你丫上瘾了?》 というネット小説で、書いているのは柴鸡蛋(武粗)という人です。この他にも 《锋芒》、《逆袭》、《势不可挡》 といった作品があるそうです。この人は当然、女性でしょう。本当かどうかは知りませんが、1989年北京生まれという情報もありました。


どんな物語かというと、お金持ちの男とお金持ちではない女が再婚するのですが、そんな事情を知らない二人の息子同士が同級生となり、この二人がボーイズラブに……という展開です。

顾海というお金持ちのお坊ちゃまを演じているのが黄景瑜です。湖南卫视の 《我是大美人》 という美男美女が集合するバラエティで有名になったそうです。

顾海は、王家卫の 《春光乍泄(ブエノスアイレス)》 1997 で言えば梁朝伟娄烨の 《春风沉醉的夜晚(スプリング・フィーバー)》 2009 で言えば秦昊に相当する、どちらかというとクールな役どころです。

この三人は、みんな顔がけっこう尖っています。

昨日(2016年3月3日)、于正が 《半妖倾城》 というドラマを手掛けることが発表され、黄景瑜はこのドラマに出るそうです。于正にとっては、昨年(2015年) 《宫锁连城(宫3)》 盗作裁判で琼瑶おばちゃまに負けて以降、はじめてシナリオを書く作品になります。

大陸のインテリ層で、于正のことを良く言う人はいません。ただし、大陸のインテリの吐槽(ツッコミ)はどれも画一的で面白くありません。ぼくは 《半妖倾城》 で、于正がどんな仕掛けを披露してくれるのか、楽しみにしていたいと思います。


貧乏な家の息子ではあるけれど、とても頭のいい白洛因を演じているのは、许魏洲という人です。

この人は今のところ、このネットドラマと、やはり今年(2016年)1月に公開されたネット映画 《电竞也疯狂》 にしか出ていないようです。

このドラマでの役どころは、《春光乍泄(ブエノスアイレス)》7 で言えば张国荣、《春风沉醉的夜晚(スプリング・フィーバー)》 で言えば陈思成に相当する、どちらかというとナイーブなタイプです。みんな、顔のまるみがチャーミングです。

许魏洲の顔を見ていて、ぼくは 《花千骨》 で落十一を演じた董春辉を思い出しました。许魏洲は、董春辉をきりりと2枚目にしたような顔だと思います。この人も、これから、あれこれ活躍していくのでしょう。

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2016年2月26日金曜日

女医 明妃传 2016|目指すは刘亦菲! 刘诗诗における不断の整容、その全真相 !!



2016年2月13日から放映が始まり、今(2月26日)も百度のテレビドラマ人気ランキングのトップを走っているのが、霍建华刘诗诗が主演している

女医 明妃传 2016

です。ところが、ランキング2位にいるのが意外なダークホースです。テレビ放映はなくネットでだけ公開された 《上瘾》  2016 です。

このドラマは、1月29日からネットでの公開がはじまったボーイズラブものです。しかし、2月22日に当局によって公開禁止になり、ネット上の動画もすべて削除されました。テーマがテーマなので、当然といえば当然でしょう。《上瘾》 については、こっちの記事を見てください。

上瘾 2016|当局に封殺された高校生のボーイズラブを描くアイドルドラマ

また、《女医明妃传》 がどんなドラマなのかとか、時代背景とかなどについては、こっちの記事に書いてあります。

女医明妃传|上海唐人の今後とドラマの時代背景、あるいは霍建华ではなく黄轩について

この記事では、刘诗诗の顔と演技の変遷について考察してみます。


ぼくの中国語の先生
ぼくたちのクラスの中国語の先生は、イケメン(小鲜肉)も好きですが美女も好きです。杨幂は彼女の “女神” だそうです。

この先生は、すごい美女であるとは言いませんが、去年(2015年)の来日以降、美女度はどんどん進化しています。

そんなわけで、先生から “なんで刘诗诗が嫌いなの?” と問われて、この記事を書き始めることにしました。

中国のネットでは、有名女優の整形前と整形後の比較写真にちょくちょくお目にかかります。

刘诗诗の整形疑惑を指摘する代表のひとつが、右の写真です。ぼくには、前(上)も後(後)も、どっちもブスに見えるだけですが……。

刘诗诗の場合、比較対象としてよく使われるのが、《仙剑三》 以前の刘诗诗と 《仙剑三》 の刘诗诗、あるいは 《步步惊心》 の刘诗诗です。

 《仙剑三》 と 《步步惊心》 は、刘诗诗の人気が沸騰する、刘诗诗ファンにとっては重要な作品です。でも、ぼくには  《仙剑三》 の刘诗诗も、 《步步惊心》 の刘诗诗もブスにしか見えません。なんで刘诗诗は、“美女” になってしまったのでしょうか?

刘诗诗が出演している主な作品において、刘诗诗がどんな顔をしていたのか振り返ってみましょう(あ。美女でもないのに美女になってしまった “美女” がもう一人いました。林心如です)。


刘诗诗といえば上海唐人(上海唐人电影制作有限公司)なわけで、彼女は2000年代半ばくらいから、上海唐人のテレビドラマで脇役を演じています。2008年、刘诗诗の出ている、ちょっと注目すべきドラマが2つ放映されています。

その1つが 《聊斋奇女子》 2008 という聊斋ドラマです。聊斋ドラマというのは、聊斋志异からネタを引っ張ってきた6つくらいのエピソードで構成されます。刘诗诗はこのドラマのエピソードの1つでヒロインを演じていて、上海唐人は刘诗诗を売りだそうとしたのでしょう。

2008年7月放映  聊斋奇女子
聊斋ドラマというのは、若手役者が注目される場でもあります。やはり、上海唐人の 《新聊斋志异》 2005 では、《倩女幽魂(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー)》の原作である 《小倩》 というエピソードで、胡歌が書生、杨幂が小倩を演じていました。そんな事情については、こっちの記事を見てください。

青丘狐传说 2016|上海唐人を凋落させた刘诗诗、あるいは胡歌の復活

射雕英雄传 2008
もう1つが胡歌主演の 《射雕英雄传》 2008 です。刘诗诗は、杨过のママである穆念慈を演じています。

このドラマの撮影中(2006年8月29日)、胡歌は交通事故を起こし、自慢の顔面がぐちゃぐちゃになってしまいます。そんな事情については、とりあえずこっちの記事を見てください。

仙剑奇侠传三|“哈哈哈”--杨幂+胡歌

わりと名前を売りだした刘诗诗は、上海唐人ではなく张纪中プロデュースの金庸ドラマ 《倚天屠龙记》 2009 で、杨过と小龙女の子孫である黄衫女子を演じます。张无忌を演じているのは、やがて孙俪のだんなになる邓超です。ぼくは、このドラマを見始めたことはあるのですが、面白くないので見るのをやめました。

2010年7月放映  倚天屠龙记

《射雕英雄传》 は、実のところ大きな評判にはなりませんでした。胡歌が胡歌として復活するのが、上海唐人の 《仙剑奇侠传三》 2009(2008年撮影)です。役どころは 《仙剑一》 同様、軽くてちょっと情けないヒーローです。ヒロインは杨幂で、さらには霍建华、唐嫣という豪華メンバーでした。

2009年8月放映  仙剑奇侠传三
しかし 《仙剑三》 には、大きな欠点があります。前世で胡歌の妹だった女が登場すると、軽快なリズムがくずれ、ドラマがもたついてしまいます。その女は、ブスなうえ、痴呆のような演技しかできないからです。それが、刘诗诗です。

《仙剑三》 のラストシーン
ただし 《仙剑三》 で、刘诗诗は一部の熱狂的な男の子のファンを獲得します。なんで、ブスで演技もできない刘诗诗が、一部の(たぶん不細工な)男の子たちを熱くさせたのでしょうか?  それは杨幂と刘诗诗を比較すると、よくわかるように思います。

杨幂は美女ですが、杨幂を嫌いな人も少なくありません。現実の杨幂は必ずや “やな女” でしょう。

そんな “お高くとまっている女” が嫌いな不細工な男たちは、どんな女を好きになるでしょうか?

それは、“顔は特に美人でなくてもいいから、気のいい女の子”--こんなタイプになるでしょう。そこで彼らが目をつけたのが 《仙剑三》 の刘诗诗です。彼らには、杨幂は高級すぎますが、刘诗诗はお手頃だったのです。


一部の熱狂的なファンの存在にかこつけて、上海唐人は霍建华と刘诗诗を主役に据えて 《怪侠一枝梅》 2011(撮影2010年)を作ります。ただし、このドラマにおいて刘诗诗は主役というよりも、霍建华の3人の手下のひとりにすぎません。しかも、ほとんど目立たないので、刘诗诗のブスや臭い演技も気になりません。

2011年1月放映  怪侠一枝梅
こうしていよいよ 《步步惊心》 2011(2010-2011年撮影)の放映がはじまり、刘诗诗は超人気者になります。《步步惊心》 は2011年秋に放映されたのですが、2011年1月に放映された 《宫锁心玉》 2011 で、杨幂はすでにトップ女優の座を確定していました。

2011年9月放映  步步惊心
刘诗诗は 《步步惊心》 で、一部の熱狂的なファンの男の子たちに加えて、たくさんのブスな女の子たちのファンも獲得しました。ブスな女の子にとって、不細工な男のたちと同様、刘诗诗はとてもお手頃だったわけでしょう。


上海唐人にとって、杨幂はすでに雲上の人です。そこで胡歌と刘诗诗が主役の 《仙剑》 系列のドラマを企画します。それが、《轩辕剑之天之痕》 2012 ですが、上海唐人は企画時点では、このドラマには大きな難題が2つあることに気づいていませんでした。

2012年7月放映  轩辕剑之天之痕
1つは、胡歌がこのドラマから演技派への脱皮を目指したことです。そんなわけで、胡歌はこのドラマのプロデュースにも参加します。もう1つは刘诗诗が 《仙剑三》 の杨幂のような笑いが取れる軽いノリの美女を演じられるのか?  という問題です。

結果、胡歌は、何を演じたいのか意味不明でした。刘诗诗の演技は、とても笑えるものではなく、大げさな身振りだけが目立つ悲惨なものでした。

杨幂のお笑いは、あれこれ独自開発の小技があるからこそ笑えることに、刘诗诗は永遠に気づくことはないでしょう。


2013年、刘诗诗の出ている映画がいくつか公開されます。たとえば 《不二神探》 2013 は、文章李连杰が出ていて、黄晓明も串客しています。刘诗诗がいくつかの映画に出た結果、明らかになったことは “刘诗诗は映画女優ではない” ということだったように思います。

ただし、张震主演の 《绣春刀》 2014 はわりと評判はいいようなので、そのうち見てみたいと思います。刘诗诗がどんな顔でどんな演技をしているのかも、確認してみましょう。


こうして刘诗诗は、上海唐人のテレビドラマに戻ってきます。2014年4月、《步步惊情》(2013年撮影)が放映されます。あまりのつまらなさに、ネットでは誰もがこのドラマに吐槽しました。刘诗诗のブスは、泣くときにすごくはっきりするように思います。

2014年4月放映  步步惊情
どんな吐槽だったかというと “お前がブスなのはお前の責任じゃない。しかし、お前の演技がろくでもないのはお前の責任だ” とか、“吴奇隆と刘诗诗って大嫌い!どっちも本当に不細工!” といった感じでした。

2014年6月には吴奇隆と共演した 《犀利仁师》(2013年撮影)の放映が始まります。これは、刘诗诗と吴奇隆の “結婚、おめでとー!” ドラマとして、短期間でやっつけで作られたもので、見るべきものは一切ありません。笑う刘诗诗も、やっぱりけっこうブスです。

2014年6月放映  犀利仁师
2014年10月には 《风中奇缘》(2012年撮影)が放映されます。このドラマを見たとき、ぼくは “おや?” と思いました。刘诗诗がブスではありません。美女とは言いませんが、普通です。押し付けがましい臭い演技がようやく抜けて、普通に見えるようになったのかな?  と、そのときは思うことにしました。

2014年10月放映  风中奇缘
また2014年10月には日本映画 《深夜前的五分钟(真夜中の五分前)》(2013年撮影)も公開されています。島国の人が美人に見える顔と大陸の人が美人に見える顔は、それなりに違います。ぼくは日本人スタッフが、刘诗诗のブス隠しを見事にやりとげたことに感心しました。映画としては、最低でした。

2014年10月公開  深夜前的五分钟

こうして今年の2016年2月13日から 《女医 明妃传》(2014年撮影)の放映が始まります。ぼくは、これまで刘诗诗が美人だと思ったことは一度もありません。しかしこのドラマでは、見ようによっては美人にも見えるといってもいいように思います。いったい、何が起こったのでしょうか。

2016年2月放映  女医 明妃传
“刘诗诗と刘亦菲の顔が似ている” というのは有名な話です。顔の輪郭が似ているので、理解できない話ではありません。ただし、あまりに刘亦菲に失礼でしょうと思っていました。しかし、《深夜前的五分钟》 と 《女医 明妃传》 の刘诗诗の顔を見てください。かなり、刘亦菲しています。

《明妃传》 の黄轩
こうしてぼくは、ある想定を思いつくことになります。

人の顔は変わるものです。田舎から都会に出てきた娘が垢抜けるとか、恋をしている女の子がきれいになるとか、化粧が決まって美女に見えるとか、そういうことはよくあるでしょう。

しかし、刘诗诗はそうではないと考えるようになりました。《风中奇缘》 は臭い演技から脱却できたので普通に見えたのではなく、《深夜前的五分钟》 は日本人スタッフが苦労してブス隠しをしたのではなく、それは整形の結果のはずです。


こうして、刘诗诗の出演作の顔を見比べてきましたが、こうして見ると、微妙な違いがよくわかると思います。

ぼくの想定はこうです。刘诗诗は整形がばれないように、何度も何度も細かな整形をしてきたのです。もちろん、目指すは刘亦菲です。

失敗したこともあれば、成功したこともあるでしょう。《仙剑三》 の極端な不細工さは、整形の失敗を思わせます。《女医 明妃传》 の刘诗诗は、何度もの整形のひとつの完成形なのです。その顔がいつ出来たのか?  もちろん、吴奇隆とのお付き合いが明らかになる2013年末のことです。

《女医明妃传》刘诗诗片场花絮之与霍建华雪地共舞


笑出腹肌 《女医明妃传》花絮太逗逼


刘诗诗的婚纱是租的!吴奇隆原来这么抠门?

2016年2月17日水曜日

女医明妃传 2016|上海唐人の今後とドラマの時代背景、あるいは霍建华ではなく黄轩について



2016年2月13日(土)から放送が始まった、霍建华刘诗诗が主演しているテレビドラマが

女医 明妃传 2016

です。本日(2月17日)、百度のテレビドラマ人気ランキングは、この 《女医明妃传》 がトップです。放映終了までは、トップを走るのでしょう。

このドラマにいたるまでの刘诗诗の軌跡については、こっちの記事に書いておきました。

女医 明妃传|目指すは刘亦菲! 刘诗诗における不断の整形、その全真相 !!

人気ランキング2位にいるのが、《青丘狐传说》 2016 で、こちらは今年の春节元旦(2月8日)から放映が始まりました。

《青丘狐传说》 と 《女医明妃传》 は、どちらも上海唐人の制作です。《青丘狐传说》 あるいは、これまでの上海唐人ドラマなどについては、こっちの記事を見てください。

青丘狐传说 2016|上海唐人を凋落させた刘诗诗、あるいは胡歌の復活


《云之凡》
これからの上海唐人についてちょっと書いておくと、今年(2016年)放映されるかもしれないのが

云之凡 2016?

です。これは 《仙剑奇侠传五》 に当たります。つまり、原作がゲーム 《仙剑奇侠传五》 ということです。上海唐人は、原作ゲームと同タイトルのドラマ 《仙剑一》、《仙剑三》 という二つの傑作ドラマを作っています。しかし、《仙剑三》 以後、これを超えるドラマを作れていません。

《云之凡》 も、《仙剑三》 に及ぶことはないように思います。胡歌霍建华刘亦菲安以轩杨幂唐嫣も、もちろん出ていないからです。ただし、古力娜扎は出ています。古力娜扎は 《青丘狐传说》 にも出ていて、たぶんトリのエピソードで登場するように思います。

《仙剑三》
“テレビドラマの原作にゲームを使うことは禁止” なわけです。なんで 《云之凡》 が 《仙剑奇侠传五》 を原作にできるのかというと、禁止になったのはネットゲームなわけで、《仙剑奇侠传五》 はネットゲームではなく、シングルプレイなゲームだからです。

日本でも放映された杨幂の 《古剑奇谭》 も、原作はネットゲームではありませんでしたが、その後はネットゲームにもなったようです。ゲーム 《仙剑奇侠传五》 も、ドラマ 《云之凡》 放映後にはネットゲームになるのでしょう。

怪侠一枝梅
もう1つの話題作があります。《女医明妃传》 と同様、霍建华と刘诗诗が主演する

怪侠一枝梅2

です。もちろん Part1があるわけで、それが 《怪侠一枝梅》 2011 です。このドラマで、刘诗诗ははじめて本格的に主演したように思います。2011年の1月に放映開始されたこのドラマと、そして2011年9月に放映された 《步步惊心》 で、刘诗诗は一部ファンにとって一気に赤くなります。ただし当時、本当に赤くなっていたは杨幂です。

また、本当に作られるのかどうかはわかりませんが、ラインアップされてはいるのが

梦回大清 2018?

です。《梦回大清》 というのは2004年から2007年までネットで連載された穿越(タイムトリップ)小説の鼻祖(元祖)です。《》、《步步惊心》 などのヒットで、穿越ものドラマも禁止になってしまったわけですが、このご禁制をどう打開するのでしょうか?

花千骨 2015》 2015 は、《花千骨》 2015 のメンバーたちが現代(2015年)穿越してきてしまう物語でした。このドラマは穿越ドラマ禁止というご禁制を、テレビ放映はせずに、ネットのみでの公開という策で乗り切っていました。


《女医明妃传》 は、タイトルどおり女医の物語で、実在した女性をモデルにしているそうです。もちろん、恋愛がらみのとんでもない部分はフィクションでしょう。ドラマは、こんなナレーションで始まります。

黄轩
大明中期,程朱理学兴盛,礼教可严,女子地位地下,贵族女子不得抛头露面,…… 而女子从医则更是容易被世人议论为“三姑六婆”,名声不雅。
(明朝の中期、朱子学が興隆し、礼儀と道徳が大変重んじられ、女性の地位は低く、貴族の子女は人前に火をさらしてはいけないとされていた。……女性が医者になろうものなら、“三姑六婆” と呼ばれてしまう始末だった)

霍建华
三姑六婆” とは、インチキ商売をやっている女のことで、“三姑”とは、 “尼姑(尼さん)”、“道姑(女道士)”、“卦姑(女占い師)”だそうです。“

“六婆” とは、“牙婆(口利き)”、“媒婆(仲人)”、“师婆(女巫)”、“虔婆(やり手婆)”、“药婆(偽薬売り)”、“稳婆(産婆)” だそうです。

ヒロイン允贤(刘诗诗)の家は代々医業を営んでいたのですが、皇后だか側室の誰かだかの流産事件が起き、責任を問われて拷問された家長は自殺してしまいます。允贤の一家は都を逃れ、姓を谭から杭に変えます。やがて、允贤のパパは杭将军として、家族といっしょに都に戻ってきます。

“杭家” では、医学を学ぶことは禁止されているのですが、允贤はおばあちゃんから、こっそり医学を学んでいます。ところが、徐侍郎家の太夫人70歳のお祝いの席で、太夫人が倒れてしまい、允贤は自分の太夫人を救けてしまいます。この事件はパパにも知られてしまい、パパは改めて医術を学ぶことを禁ずるために、医術の本をすべて燃やしてしまいます。


そういう発端からどんなロマンスが始まっていくのかというと、允贤は徐家で太夫人を救助する前に、もう一人救っています。允贤と侍女が徐家の裏庭を散歩していると薬草を発見するのですが、男が刀をつきつけてその薬草をよこせと脅します。

しかし、允贤は男の手を見て、彼が毒にあたっていることを知るのですが、そのとき男は倒れてしまいます。允贤は庭で庭で薬草を見つくろって、一時的な解毒を施してあげます。この男は、追手に殺されそうになったのですが、命からがら逃げて来たのでした。

允贤は徐太夫人に薬の処方までするのですが、実は処方には間違いがありました。しかし、徐家ではきちんとした医者が太夫人に正しい薬を処方していたため、大事にはいたりませんでした。それはそれでラッキーだったということで、允贤は侍女とお参りに行きます。

すると、お寺に女が駆け込んできて、主人の奥さんが重い病気にかかっているので救けてくれと叫びます。允贤は救けに行きたいのですが、女の主人の家は馬車でなければ行けません。そこに馬車を提供してあげようという、どこぞのお坊ちゃまが現れます。

このお坊ちゃまが誰かというと、明朝六代皇帝朱祁镇(英宗)で、演じているのは霍建华です。で、追手に殺されそうになって、徐家の裏庭で倒れてしまったのが誰かというと、明朝七代皇帝朱祁钰(景皇帝または代宗)です。こんな出会いをきっかけに、允贤は二人の皇帝から愛されてしまう……というような物語です。


七代皇帝朱祁钰を演じているのは黄轩で、この人は今どんどん赤くなっている真っ最中です。もちろん 《甄嬛传》 ほどの爆発的なヒットにはならなかったものの、それなりには人気にも話題にもなった、《甄嬛传》 同様に孙俪がヒロインを演じた宮廷ドラマ 《芈月传》 では、黄轩は孙俪の初恋の相手を演じていました。

《推拿》
黄轩は、映画では 《推拿》 2014、《黄金时代》 2014 などでも名前を売りました。特に 《推拿》 の小马(黄轩)はは良かったと思います。もしかしたら今年(2016年)放映されるかもしれないドラマ 《亲爱的翻译官》 では、娘の出産以来はじめてテレビドラマに戻ってきた杨幂のお相手役という大抜擢です。


映画やドラマで歴史がネタになる場合、たいていは王朝末期の混乱とか新王朝の樹立とかが舞台になります。元末の混乱に乗じて明王朝を打ち立てる主役が朱元璋なわけですが、朱元璋はもともとはチンピラというか盗賊です。

中国王朝とは“盗賊”たちが樹立してきたという観点から書かれた中国王朝変遷史「中国の大盗賊・完全版」(高島俊男著・講談社現代新書)という本は、大陸の映画やドラマを見るにあたっての必須とも言える愉快な参考書だと思います。

ところが 《女医明妃传》 は大した出来事のない(などということは、歴史にとってもちろん、そんなことはないわけですが)明朝中期が舞台になっています。いったい、なんでそうなっているのでしょうか。


明朝はモンゴル王朝元を掃討したとはいえ、大陸の王朝においては、常に北方民族の侵入が大きな軍事的課題のひとつであり、明朝においても北方民族対策は、大きな政治的課題のひとつなのでした。

明の六代皇帝英宗も七代皇帝代宗も、歴史的にはどちらかといえば愚帝的な評価なのでしょうが、この時代にひとつの事件が起こります。

六代皇帝英宗の時代、明はモンゴル系の瓦剌部(オイラト族)ともめて、英宗は瓦剌部の捕虜になってしまいます。

あわてた明王朝は、英宗(朱祁镇)の弟、朱祁钰(景皇帝)を皇帝に立てます。ところが、瓦剌部は本気で明朝を攻略する気など毛頭なく(というか、そんなパワーはないので)、瓦剌部の族長也先(エセン)は、英宗の良きお友達になってしまいます。

ドラマ 《女医明妃传》 ではこのあたりで、允贤はすでに有名な女医になっているのかもしれませんが、允贤は瓦剌部の也先とも交流するようです。

《芈月传》 では、芈月は北方民族の义渠王とお付き合いすることになりました。

そんなこんなで明朝と瓦剌部は、朝貢貿易における瓦剌部の優遇策で合意し、英宗を明に返還してしまいます。で、困ってしまうのが、英宗と景皇帝と允贤の三人です。で、どうなるかがドラマのクライマックスなのでしょう。

実際の歴史においての英宗と景皇帝の運命については、ここでは書かないでおきます。


劉詩詩《女醫明妃傳》主題曲MV《大雨將至》


《女醫明妃傳》曝終極片花


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