2012年1月3日火曜日

神雕侠侣 2006 -- 黄晓明+刘亦菲+杨幂


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このブログは 东成西就》 1993 あるいは 《东成西就 2011》 、また 《东邪西毒》 とは何であるのかを解明してみようという試みです。

前回の記事では 射雕英雄传》 を紹介しました。ここで紹介する 神雕侠侣》 は 《射雕英雄伝》 の続編です。


 射雕英雄传》 では、杨康のつらい立場って、誰も理解してあげません。一般的な中国人なんてどこにもいないわけですが、それでも一般的な中国人という存在を考えてみると、白か黒とか、良いか悪いかといった単純な二元論が根底にあるようには思います。

金庸ドラマも、多くはそんな二元論でストーリーが展開していきます。だから、日本人から見ると「なんでそうなるの?」「きちんと証拠を調べればそうじゃないでしょ?」「なんで、わかってあげないの?」みたいに感じるところも多いでしょう。

ところがなんと、


の主役は  射雕英雄传》 で誰にも理解してもらえなかった杨康の息子、杨过(黄晓明)です。よせばいいのに郭靖は、子供の杨过を全真教に弟子入りさせてしまいます。全真教を逃げ出した杨过はお隣りにある古墓派の小龙女(刘亦菲)の弟子となり、ここから杨过と小龙女の一大ラブストーリーが展開していきます。

この 《神雕侠侣》 でもそうなのですが、金庸ドラマを見ていると中国人の二元論的な善悪は、何かのきっかけがあると、ころっと転倒してしまうことがよくわかります。

《东成西就》 を楽しむためには 《射雕英雄伝》 を見ておくことは必須であるわけですが、《神雕侠侣》 は特に必須というわけではありません。

でも、中国におけるカップルの代名詞でもある ”杨过” と ”小龙女” について知っておくのは、何かと便利であるように思います。

一灯大师と周伯通だって健在で、周伯通のわんぱくぶりは、こっちでもぼくたちを笑わせてくれます。あるいは、ライバル洪七公と欧阳锋がどのような結末を迎えるのかも描かれます。

さらには、このドラマには整形前の杨幂が出ています。なお、この年(2006年)、刘亦菲は ”第1回金鹰女神” を獲得しています。


神鵰俠侶主題曲《天下無雙》MV

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