ラベル 女娲/穿越 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 女娲/穿越 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年7月21日月曜日

急冻奇侠 1989|泣くな! 甄子丹 2



元彪张曼玉が主演する、穿越(タイムトリップ)ものの映画を見ました。

急冻奇侠 1989

元彪は明朝の锦衣卫で、悪党である師兄と闘っているときに悪党とともにタイムトリップしてしまい、二人の闘いは雪山の中でなおも続くのですが、二人とも崖の下に落ちてしまいます。

それから何年経ったのか定かではありませんが、氷に閉じ込められた二人が発見されます。アメリカに運んで、専門家に調べてもらうことになるのですが、凍ったままの二人は香港で盗まれてしまい、なんと復活してしまいます。


この映画は、アメリカ映画 《两世奇人Time After Time)》 1979 の発想をパクっているそうです。

こっちがどんな映画なのかというと、切り裂きジャックが、H.G.ウェルズが発明したタイムマシンで現代のロンドンに逃げてしまい、H.G.ウェルズも現代のロンドンに行きます。

IMDbのジャンル分けを見ると、Adventure | Comedy | Drama となっているように、これは喜劇でもあるのです。

H.G.ウェルズが現代人の女の子と恋するのですが、そのあれこれがコメディなのでしょう。

《急冻奇侠》 では、元彪は娼婦の张曼玉と知り合いになり、张曼玉の家に居候しながら、张曼玉のお仕事の手伝いをさせられます。お仕事といっても、ただの美人局ですが。

電灯ってなんだ? 自動車ってなんだ? クリスマスってなんだ? 湯沸し器ってなんだ? 鶏ってなんだ? 拳銃ってなんだ……とあれこれ、お笑いが展開するわけですが、ちょっとテンポがのろまな感じです。

元彪は崇祯5年からやって来たのですが、テレビのドラマだか映画だかを見て、明朝の滅亡を知ります。元彪が見たのは、香港TVBの 《碧血剑》 1985 でしょうか?

2時間近くある映画なのですが、90分の映画に仕立てらよかったのにねと思います。

なお、この映画は「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を超えて」というタイトルで、日本で公開されただか、ビデオが発売されただかされているようです。


なんでこんなことを書いているのかというと、今年(2014年)4月25日に

冰封:重生之门 2014

が公開されたからです。


これはほぼ 《急冻奇侠》 のリメークと言っていい作品で、主演は甄子丹黄圣依です。PART2である

冰封:永恒之门 2014

も、すでにクランクアップしていて、こっちは11月公開予定のようです。

大闹天宫》 も評判はすこぶる悪かったわけですが、こっちはもっと最低です。このペースで行くと、甄子丹は来年の “金扫帚奖”(中国ごみ映画大賞)を総ざらいしてしまう勢いです。

《冰封:重生之门》 を見なければならない理由は、甄子丹を笑いたいからではありません。もちろん、黄圣依が見たかったからです。


轩辕剑
轩辕剑》 2012 の放映直前、すわ放送中止かという噂が流れました。この頃、テレビドラマと映画に対するあれこれの規制が追加されたからです。その1つに “ネットゲームが原作のドラマはダメ” というのがあったからです。

ヒロインが刘诗诗なので、《轩辕剑》 の失敗ははじめから明らかだったのですが、そのとおりになりました。

回到三国
また、“歴史ドラマにおける歴史の改変はダメ” というのがあって、これは実質的に穿越(タイムトリップ)もの禁止ということです。ちょうど 《轩辕剑》 の放映期間と重なっていたのが、香港の穿越もの 《回到三国》 2012 でした。

これは機会があれば見てください。香港伝統のお気軽なドラマを楽しめます。

《轩辕剑》 と 《回到三国》 は審査が通っていたので放映は許されたのでしょうが、それ以来ネットゲームものドラマ、穿越ものドラマは作られていません。

(大陸の事情と香港の事情がどう違うのか、お互いどうやって映画やドラマを流通しているのかは、よく知りません)

《冰封》 はどうやって時間を飛び越えるのでしょうか? 《急冻奇侠》 見るとわかるのですが、穿越しなくても単に凍ってしまったまま時が経てば、時間を超えられるということなのでしょう。帰ることはできないと思うのですが……。

え? 7月2日放映開始の 《古剑奇谭》 は、ゲームが原作ではないのかって。ゲームが原作ですが、ネットゲームが原作ではありません。

最近では韓国のテレビドラマ 《来自星星的你》 が大ヒットしてしまったので、宇宙人が出るドラマは禁止になったようです。

急冻奇侠 - Iceman Cometh

冰封:重生之门 2014|泣くな! 甄子丹3、あるいは黄圣依について



もしかしたら、日本のネットで周星驰に文句を言い続けているのは、ぼくだけかもしれません。あるいは、日本においては、誰もが周星驰なんて忘れさってしまったのかもしれません。

日本の映画配給会社は、ろくでもない中国映画しか配給しません。つまらない映画が好きなのでしょう。そういうわけでかどうかは知りませんが、周星驰の昨年(2013)の話題作 《西游·降魔篇》 2013 を配給する気配はまったくないようです。

--と書いたら周星驰が日本に来ちゃったそうです(2014年7月)。もちろん、 《西游·降魔篇》  の宣伝でしょう。

周星驰の 《功夫》 2004 は、評価してもいいようには思います。刘镇伟は 《越光宝盒》 2010 において、さかんに 《功夫》
のパロディを繰り出していました。

大陸から赵薇を引っ張ってきて、大ヒットしたのが 《少林足球》 2001 です。それまでの周星驰映画で、あちこちでちらほらと見え隠れしていた周星驰のろくでもなさが集
大成された映画でした。

この夏(2014) 3D版 《功夫》 が公開されているだか、公開されるだかという話はあるのですが、本当かどうかはわかりません。

あるいは周星驰が 《功夫2》 を作るという話は、ずっと前からあるのですが、これも本当かどうかはわかりません。


《功夫》 で、周星驰が、赵薇に引き続き大陸から引っ張ってきたのが黄圣依です。

さすがの周星驰も赵薇には手を出さなかったように思いますが、黄圣依は周星驰の毒牙にかかってしまったことでしょう。

こうして、女優 “黄圣依” が誕生します。

ぼくたちにとっての黄圣依とは、 《功夫》 の黄圣依というよりは 《碧血剑》  2007 の黄圣依と言ったほうがわかりやすいように思います。

《碧血剑》 2007 は、金庸ドラマにしては緊迫感のない気の抜けたドラマです。たぶん、原作もそうなのでしょう。気の抜けた感を楽しもうと思えば、けっこう楽しめるドラマで、ぼくはけっこう好きです。

ぼくは縦長の長方形顔の女の子は無条件で好きなので、もちろん黄圣依はとっても好きです。ただし、黄圣依は人気も知名度もあるのですが、作品的には決定打がありません。

このブログでは 《碧血剑》 以外では、黄圣依が出ている映画として、こんなのを見ています。

出水芙蓉 2007
白蛇传说 2011

《白蛇传说》 は李连杰との共演で、日本でも公開され、なんの話題にもならなかったように思います。李连杰の映画といえば、ろくでもない映画しかないわけで、この映画もそうでした。

《出水芙蓉》 については、ちょっと注目してください。日本でも

东西成就(大英雄) 1993

という映画が好きな人は、けっこういるように思われます。この映画の冒頭で、林青霞は “大海無量” という技を繰り出すわけですが、この 《出水芙蓉》 では“大海無量” が復活します。


ぼくは、あのガマガエル顔な甄子丹について、何かを積極的に語りたいと思ったことは一度もありません。このブログでは、最近ではこんな甄子丹ものを見ています。

特殊身份 2013 -- 突っ込みどころもないガマガエルな甄子丹
大闹天宫 2014 -- 泣くな! 甄子丹

どちらも悲惨でした。しかし、この 《冰封:重生之门》 は、さらに悲惨がとんでもありません。この映画は、

急冻奇侠 1989

がオリジナルです。明朝最後の皇帝、崇禎の時代から物語は始まります。

あれこれチャーミングな映画だったと思います。そういったあれこれのチャーミングさは、この 《冰封:重生之门》 ではまったく表現されていません。

《碧血剑》 も、崇禎時代の物語でした。《冰封:重生之门》 では、そういった背景はまったく不明です。

このろくでもない映画の中で、ぼくは1つだけ気に入ったシーンがあります。甄子丹が、馬運車に乗っていた白馬に乗って疾駆するところです。

Iceman 冰封俠: 重生之门 Official Trailer


萧敬腾 冰封 《电影冰封侠:重生之门》中文主题曲


【Eng.sub】 Donnie Yen BTS: ICEMAN 3D #1/3 Rooftop fight 冰封:重生之門花絮

2013年5月4日土曜日

超时空救兵 2012 -- 景甜 vs 张柏芝 vs 杨幂 あるいは霍建华のタイムトリップ




昨年(2012年)のお正月に公開された映画が

超时空救兵 2012

です。気にはなっていたのですが、やっと見てみました。主演は霍建华で、このブログではこの人が出演しているドラマとして 《仙剑奇侠传三》 2010 と 《新笑傲江湖》 2013 を見ています。

超时空要爱 1998

という映画は、刘镇伟(ジェフ・ラウ)が20世紀に書いた最後のシナリオです。ニヒルな刑事(梁朝伟トニー・レオン)やらチンピラやら自殺した女の子やら無関係なおっさんやらが、三国時代にタイムトリップしてしまう物語でした。

この映画で霍建华がどこにタイムトリップするのかというと、唐時代です。霍建华扮する二蛋は作家を目指すおたくで、唐時代の 《史可进传》 を書くのですが、出版社に相手にされません。そして、二蛋の家に古くから伝わる玉佩のパワーによって、彼は唐時代にタイムトリップしてしまいます。

二蛋は史可进本人に出会うのですが、まさに史可进が刺客によって殺されてしまう瞬間であり、武功のできない二蛋ですが、彼はなんとか史可进を刺客から守ってしまいます。

史家というのは、たぶん皇帝の血筋を引くお家柄で、史家には3人の息子とひとりの娘がいます。史可进を守ろうとして危機に見舞われた二蛋を助けるのが、史家の一人娘であり郡主である灵芝です。

郡主というのは百度百科によると、唐代においては 〝皇太子之女封为郡主”と書かれています。領主を封じられた皇太子の娘といった意味でしょうか。ということは、史可进と灵芝たちのパパは皇太子なのかもしれません。あるいはこの映画においては、単に王族の娘という意味にすぎないのかもしれません。

この郡主・灵芝は、どんな男からも見向きもされません。やせぎすだからです。この時代の美女とは、デブであることが必須だったのです。二蛋は、現代の眼からみれば美女である灵芝に一目惚れします。

なんで史可进が刺客に襲われたのかというと、史家の長男・史可延が史可进を殺そうとしているからです。史可延は、新たな刺客・杨敖を雇います。

二蛋は史可进、灵芝と共に、玉佩パワーで現代に帰還します。ところが、杨敖も現代にやってきます。こうして、この映画のお笑いは、唐代から現代にやってきた人間のとまどいがテーマになっていきます。

とても出来のいいお笑いというわけではありませんが、素直に笑えるシーンもけっこうあります。楽しんでください。
なんと、史可进は実は……

この映画は、もちろん 《超时空要爱》 1998 を意識しています。二蛋は、灵芝に付け髭をつけさせて男装させて、娼館に遊びにいくからです。

あるいは、玉佩が重要な意味をもつところは、《仙剑奇侠传三》 2010 と言ってもいいでしょう。《仙三》 では林子聪が霍建华の弟役を演じていましたが、この映画では林子聪は李白を演っています。ぼくたちは、《越光宝盒》 の林子聪も忘れるわけにはいきません。

あと、現代人が古代において現代の服装のまま行動するところは、《灵珠》 2011 でもあります。灵芝という名前も、《灵珠》 を思わせます。現代においてスターになった史可进と灵芝は、現代の服装のまま古代に帰ります。

灵芝を演じるのは、1989年生まれの景甜です。

彼女は 《我的美女老板》 という映画で名を売り、《战国》 2011 という大作で主演します。しかし、《战国》 は、見事第3回中国ごみ映画大賞(第三届金扫帚奖)で作品賞に輝きます。

2012年に公開された映画に与えられる第四届金扫帚奖では、最低女優大賞は、この映画の景甜と张柏芝(2012年の映画は、もしかしたら 《危険な関係》 だけかも……)と杨幂(たくさん……)の争いになったのですが、大賞は当然のごとく杨幂が獲得しています。

电影《超时空救兵》预告片


霍建华景甜郭品超新电影超时空救兵主题曲MV将进酒官方完整版.f4v


20110813《超時空救兵》探班林子聰、霍建華激烈舌戰

2012年7月31日火曜日

《回到三国》 2012 - 三国志にすべる


今年(2012年)の7月から8月にかけて、こんなテレビドラマが放映されました。

回到三国》 2012

ちょうど、《轩辕剑》の放映期間と重なっていました。もちろん、人気は圧倒的に《轩辕剑》なのですが、ヒロイン刘诗诗がブスであると同時に、演技が杨幂の下手なまねであるため、ドラマをもたもたさせてしまい、《仙剑3》の爆発力とスピード感に遠く及びませんでした。

そんなわけで、ぼくは《轩辕剑》を見るよりも、この《回到三国》を見るほうが楽しみになってしまいました。特に出来がいいというわけではないのですが、けっこう気に入っています。

ストーリーや登場人物については、“《回到三国》 2012 - 5分でわかる三国志人物伝”を参照してください。

このブログでは、三国志ものとしては

超时空要爱》 1998
赤壁(レッドクリフ)》 2008-2009 -略懂略懂
越光宝盒》 2010
关云长(三国志英傑伝 関羽)》 2011

を見てきました。

ぼくと同様に、三国志に詳しくない人は、《赤壁》とか 《关云长》などを見ておくと、《越光宝盒》やこの《回到三国》を見て、もっと笑えるように思います(《赤壁》や 《关云长》が正統な三国志物語というわけではないのですが……)。


《回到三国》は、諸葛亮をアイドルとあおぐ三国志のゲームおたく司馬信が、三国志の時代に穿越(タイムトリップ)してしまう物語で、香港のテレビドラマです。

最近の香港映画は、香港の映画なのか中国の映画なのかわからないことが多いわけですが、“香港のテレビドラマ”は今でも健在のようです。

香港のテレビドラマでは(あるいは映画でも)、資金が少ないという理由とか、自然が少ないという現実などにより、ちゃちなセットを作って、いかにもご都合主義な物語とかお笑いとかが、田舎芝居のように展開していきます。

したがって、《回到三国》の戦闘シーンなどでは、CGというかVFXというか、そういう技術はほとんど使われていません。10数万の民とか100万の大軍とかは、《回到三国》ではせいぜい20人とか30人くらいにしか見えません。このスケール感には、とても好感が持てます。

このブログでは香港のテレビドラマとして《鹿鼎记》 1984 を見ています。30年近く前のドラマで、梁朝伟トニー・レオン)もとても若いわけですが、お気軽な演技とか、手抜きな撮影とか、安易なアクションシーンとか、そういった構造のあれこれは《回到三国》にも継承されています。


諸葛亮諸葛孔明)おたくの司馬信が、よくも都合よく三国時代にタイムトリップできたものです。しかも、そのとき三国志もの映画だかテレビだかのエキストラをやっていたので、自然に地元の人々とお友達になります。そのうえ、その村には諸葛亮が住んでいたのです。

そのころ、ちょうど諸葛亮は結婚式をあげます。司馬信は、ぶさいくな奥さんをもらうなんてやめちゃえと諸葛亮に提言するのですが、諸葛亮は言うことを聞いてくれません。

そのあと、劉備が諸葛亮を軍師として迎えるためのお願いにやってきます。このドラマでは軍師を補佐する役目の人を謀士と呼ぶのですが、司馬信は諸葛亮の謀士になろうとします。

しかし、まだつきあいが浅いという理由で、諸葛亮は司馬信を謀士にしてくれません。そこで、劉備軍団に従来からいる軍師・韓良の謀士になって、劉備一家に潜り込みます。

三国志ファンならばご存じなのでしょうが、三国志には韓良などという人は登場しないそうです。これはネットに書いてあったことなので、本当かどうかは知りません。

でも、劉備軍団にもともとの軍師がいたとしても不思議ではないでしょう。それに、司馬信が飛び込んだ世界は歴史としての三国時代というよりは、《三国演義》という物語世界であるように思われます。

映画《赤壁》は、10数万の民を率いて荆州から撤退する刘备軍団が、曹操軍団に蹂躙されるあたりから始まります。長坂の戦いという有名なお話なんだと思います。刘备軍団はかろうじて曹操軍団の追撃を振り切ったあと、長坂橋を切り落として、曹操軍団の足を一時的に止めます。

《回到三国》でのこのシーンでは、最後に橋を渡ってきた张飞に、司馬信は大声で怒鳴れと言います。そして、张飞の絶叫によって橋が倒壊します。

このエピソードは、《演義》にはなく、《赤壁》の記事で紹介した講談のタネ本《新全相三国志平話》に書かれているそうです。

つまり、司馬信は《三国演義》という物語世界に穿越したというよりは、語り物とかお芝居の三国志世界に突入した模様です。

映画とかドラマが関羽と張飛を造形するとき、必ずや京劇風のメイクにしないと許されないようです。《赤壁》でもそうであったように、このドラマでもそうです。

穿越のしくみは、星の運行のタイミングによって、時空の裂け目というかねじれが起こるというパターンで、これは《》タイプの穿越です。

《宮》では、穿越の先輩がいたことにより、晴川が現代に帰る道が開きました。《回到三国》では、司馬信の携帯電話がどういうわけか、SFおたくの妹とつながって、彼女とメールをやりとりすることによって、現代への帰還を模索します。

妹は、タイムトラベル研究家の曹教授に兄を現代に戻す術を依託します。タイムトラベルものが守らなければならない原則は、歴史を改変してはいけないことです。しかし、司馬信は、そんなことはまったく気にしていないようです。

刘备の二人の奥さんがけんかして刘备が困ってしまうシーンとか、関羽と張飛がちょくちょくけんかして刘备が困ってしまうシーンとか、諸葛亮の奥さん(月英)が家出してしまい諸葛亮が休暇を取って奥さんを探しに行くシーンとか、“死八婆”=蔡夫人の横暴ぶりとか、あれこれ楽しめると思います。

あと、物語が喜劇だ悲劇だ人情話だとか、あれこれ展開するなか、なごませてくれるのが、司馬信が穿越して最初に出会った范根です。

范根は刘备軍団の兵士になるわけですが、ついにはI'm sorryという英語も使えるようになります。

最後はちょっと悲しいお話になってしまうのですが、これとは別のエンディングもあります。見たい人は、あれこれ探してみてください。

等你回来(回到三国主题曲) 林峯 官方MV


Always on My Mind 回到三國

2012年7月30日月曜日

《回到三国》 2012 - 5分でわかる三国志人物伝




回到三国》は、現代の香港の男の子・司马信が三国時代に穿越(タイムトリップ)してしまい、诸葛亮の助手として活躍するテレビドラマです。

《回到三国》の概要については、“《回到三国》 2012 -- 三国志にすべる”をご覧ください。

ここでは 《回到三国》 で活躍する人々を、簡単にまとめておきます。ただし、ぼくは 《三国志》 とか 《三国演義》、あるいは三国志にまつわる民間伝承とか講談などについては、ほとんど知りません。したがって、ここに書いたことの虚実については不明です。

なお、リンクは(百)が百度百科、(W)が日本語ウィキペディアを示します。


司马信
<司马信>
司马信()の一家は香港で、軽食系のお店を経営しています。パパは司马彪、ママは方玉萍と言います。弟が司马明で、勉強ばかりしています。司马信はそんな弟へのコンプレックスから、遊んでばかりいます。

司马信のお友達が火咀と费查で、彼らは三国志ゲームのおたくです。诸葛亮は、司马信にとってはアイドルです。お金持ちのドラ息子・周志贤が三国志ゲーム大会を開き、司马信たちはこれに参加します。

司马娟
司马信の妹が司马娟で、わりとおにいさんにやさしく接してくれます。彼女はSFおたくで、タイムトラベル研究家の曹教授の援助のもと、司马信を現代に帰還させようと努力します。司马信と妹の連絡手段は携帯電話のメールです。

<范根>
司马信は崖の途中にタイムトリップしてしまうのですが、自力で崖の上に這い上がります。ところが、もう一人、崖の下に落ちそうになっているのが范根()です。

范根
司马信に助けてもらった范根は、司马信を大哥と呼び、司马信の面倒を見てあげます。范根は、司马信とともに刘备軍団に参加します。

范根は、司马信に好意を寄せる桑柔に対して、一貫して冷たい態度をとる司马信には批判的です。司马信と桑柔は周囲はカップルとして認めているのですが、ついには桑柔に対して気がないことを告白します。この事件のあと、范根は司马信に対して、ほんとうはお前を殴ってやりたいんだと詰めよります。

刘表
<刘表>+<蔡夫人>
刘备軍団は、荊州に身を寄せています。荊州牧として荊州を支配する刘表()が、刘备軍団を受け入れてくれたからです。

ただし、荊州の実権を握っているのは、刘表のお妾さんである蔡夫人です。蔡夫人は弟の蔡瑁()と結託して、税金をごまかしているのです。刘备軍団が荊州にいるのが面白くない蔡夫人は、刘备軍団に無理難題をふっかけます。


蔡夫人
司马信は、蔡夫人を“死八婆(くそばばあ)”とののしります。当時の人々は“死八婆”なんていう台湾言葉というか香港言葉を知らないわけですが、刘备も关羽と张飞も、すっかり死八婆という言葉を覚えてしまいます。

刘表は死ぬ直前に、刘备に荊州を譲るというのですが、刘备は刘表の長男・刘琦()があとを継ぐべきだと考えます。ところが、蔡夫人は実子である刘琮()に荊州牧を継がせようと画策します。刘表はとりあえず刘琦を江夏の領主にさせます。

诸葛亮
<诸葛亮>+<黄月英>
司马信が穿越してきた村では诸葛亮(卧龙|孔明)[]が住んでいて、結婚式をあげる直前でした。司马信は、诸葛亮がぶさいくで病弱な黄月英(
を妻にするのが気に入らないのですが、诸葛亮はそんなことは一向に気にせず、月英を娶ります。

やがて、刘备()が诸葛亮に軍師になってくれとお願いにやってきて、诸葛亮はOKします。诸葛亮は月英を連れて軍団に参加しようとするのですが、月英は病弱な自分が足手まといになるのを怖がります。しかし、诸葛亮はだからこそいっしょにいようではないかと月英を説得します。

月英
司马信は、诸葛亮の助手(谋士)になろうとするのですが、诸葛亮が許してくれません。そこで、刘备軍団のもともとの軍師・韩良の谋士になります。こうして、司马信は范根も連れて刘备軍団に参加します。

<关羽>+<张飞>
关羽(关云长) [] と张飞()は、刘备が诸葛亮を軍師に迎えたことがあまり面白くありません。赵云が、兵士の訓練方法についてたずねると、张飞は赵云に言います。実戦の経験もない人間に、戦のことなんか聞いたって意味がない--と。

关羽
关羽と张飞は、たいていはセットで行動しますが、ときにはけんかもします。作戦会議においては、意見らしい意見は提出しません。

<夏侯惇>+<吕布>
曹操は夏侯惇()に荆州攻撃を命じますが、诸葛亮の奇策によって夏侯惇を破ります。これにより、关羽と张飞も诸葛亮を信頼するようになります。

张飞
この戦いでは、司马信が桑柔に作り方を教えてあげたハンバーガーが、糧食として大活躍します。

さて、曹操は、吕布()の件もあって夏侯惇を死刑にはしないのですが、そのかわり夏侯惇の部下を斬ります。

<刘备>+<甘夫人>+<糜夫人>
ある日、刘备の二人の奥さんがけんかをはじめます。甘夫人(大夫人) [} の息子・阿斗は、糜夫人(二夫人) [] の侍女・桑柔が面倒を見ると泣き止みます。だから、大夫人は二夫人に桑柔を譲ってくれと言うのですが、二夫人は承知しません。

刘备
刘备は、诸葛亮になんとかしてくれとお願いします。しかし、诸葛亮は、自分は結婚したばかりなのでそのような問題には通じていないと、知恵を出してくれません。

<桑柔>
张飞が奥さんたちの屋敷にやってきて、桑柔を連れてこい! 真っ二つに叩き斬って、奥さん二人に半分ずつくれてやるわ! と怒鳴ります。これに震え上がった奥さん二人は仲直りします。

大夫人
この知恵を出したのが司马信で、桑柔は司马信に好感を持ちます。桑柔は司马信のお部屋の掃除をしてあげたり、司马信が風邪をひいて熱を出せば、かいがいしく看病してあげます。

実は桑柔は縁談が決まっていたのですが、司马信から自由恋愛の話を聞いて、縁談をことわってしまいます。

<韩良>
二夫人
刘备軍団の従来からの軍師・韩良は、新たな軍師・诸葛亮の存在に不満です。それでも、谋士・司马信の手柄のおかげで面目は保っています。しかし、司马信は刘备軍団から脱走してしまいます。

司马信は、曹博士の計算した時空の裂け目ができる時間と場所を目指すため脱走したのですが、計算ミスによって香港に帰る道を失ってしまいます。

韩良
司马信は捕まってしまい下男として働くことになり、韩良はついには诸葛亮殺害計画にとりかかります。司马信は韩良に協力するふりをして、韩良の陰謀を暴き、ついに诸葛亮の谋士になります。

<曹操>+<荀彧>
息子を荆州牧にしたい蔡夫人は、ついには刘备軍団に戦いを挑みます。思ってもいなかった戦となってしまった刘备軍団は、あわてて準備にとりかかります。牢屋に入れられていた韩良は、この混乱に乗じて脱走してしまいます。

桑柔
曹操()と曹操の軍師・荀彧()は荆州の紛争にかこつけて、一気に荆州を乗っ取ろうとします。そこで刘备軍団は、蔡夫人と同盟して曹操軍団に対抗しようとします。

逃亡した韩良は曹操軍団にたどりつき、曹操の軍師・荀彧にひろってもらいます。荀彧は、韩良を曹操に面会させ、韩良を曹操の軍師にしてあげます。韩良は、蔡夫人のもとに赴き、刘备一派は夫人のことをいつも“死八婆”と罵っているのだと事実を告げ、刘备と蔡夫人の同盟を決裂させます。

子龙
<赵云>+<阿斗>
孤立した刘备軍団は、荆州を引き払って江夏に向かうことにします。しかし、曹操軍団に襲撃され大きな損害を受けます。

桑柔は、大夫人と二夫人、阿斗についていたのですが、曹操軍に取り囲まれてしまいます。赵云(子龙) [] の部隊が駆けつけ、まずは大夫人を助けます。赵云は一人で阿斗を抱えた二夫人を助けにいきますが、子供と女を守りながらの戦いは容易ではありません。

二夫人は、曹兵の剣に自らの体を押し付けて死んでしまいます。身軽になった赵云は、阿斗を連れて刘备軍団に戻ります。

孙权
<孙权>
刘备軍団は、东吴と同盟して曹操軍団に対抗しようとします。しかし、孙权()の態度は煮えきりません。そのうえ、判断の決定を大きく左右する吴の軍師・周瑜は会議にやってきません。

孙权はゲームおたくで、司马信と诸葛亮はゲームを通して孙权に近づきます。

司马信は、孙权は偉大な兄・孙策にコンプレックスを持っているため遊んでばかりいて、本気で戦うことに自信を持てないのだと見抜きます。自分も、ある意味そうであったからです。

司马信と诸葛亮はトランプを作って、カードゲームを通して孙权に自信を持たせようとします。

鲁肃
<周瑜>+<鲁肃>
东吴の鲁肃()は、刘备軍団と东吴の同盟にあれこれ協力してくれます。

軍師として名高い周瑜()は、なにかにつけ诸葛亮が高く評価されることが気に入りません。したがって、东吴単独で曹操と戦い、自分の名声を高めたいと思っています。

しかし、孙权は刘备軍団との同盟を決断してしまいます。こうして、周瑜は自分の手柄を立てるため、诸葛亮の邪魔立てをはじめます。

周瑜
<小乔>
周瑜の妻・小乔()は、周瑜以外にとっては鼻持ちならないお嬢様です。

东吴と刘备軍団が同盟するにあたって、周瑜が江夏を視察する際には、江夏の人々に食料をわけてあげますが、江夏の民の汚さにへいこうしています。

小乔はあれこれ難癖をつけて、桑柔をいじめます。司马信は、小乔は公主病シンデレラコンプレックス)なんだと説明して、桑柔をなぐさめます。

小乔
<华佗>
月英の発案で、诸葛亮と月英は“木牛流马木牛)”を発明します。“木牛流马”を使えば、山岳地帯において20人で運ばなければならない物資を、一人で運べるのです。“木牛流马”の試験をすることになり、月英は自分も実験の現場に立ち会いたいと言い、诸葛亮はしかたなくこれを許します。

“木牛流马”に嫉妬した周瑜は、“木牛流马”を実権するという情報を曹操側にもらし、诸葛亮と月英、赵云たちは曹操の兵に取り囲まれてしまいます。さらには、月英はもともとの病気が発病して倒れてしまいます。

华佗
月英の地理知識によって、彼らはなんとか帰還するのですが、月英の病は重く、医者たちは何もできず、明朝までは持たないだろうという判断を下します。

司马信が夜道を歩いていると、たまたま华佗()を見かけます。司马信は、华佗に月英を助けてくれとお願いして、月英は华佗のおかげで命をとりとめます。


<司马懿>
司马懿
あれこれの事情があって、司马信は再び韓良の谋士になります。つまり、曹操側に属することになってしまいます。韓良は、荀彧が曹操に推挙した司马懿()が、自分の出世のためにはとても邪魔なんだみたいなことを、司马信に言います。


このあたりから、一気にクライマックスに突入していきます。あとは、実際のテレビドラマを楽しんでください。