2012年1月8日日曜日

仙剑奇侠传 2005 (1) 刘亦菲(劉亦菲)のへび女


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仙剑奇侠传》 2005 は、《仙剑奇侠传1》とか《仙剑1》 《仙一》などとも呼ばれています。なんでかというと、《仙三》があるからです。

百度百科を見るとわかるように、ゲームが原作のテレビドラマで、南诏国のプリンセス灵儿と自由気ままに生きる逍遥のラブストーリーです。

ヒロインを演じるのが刘亦菲、ヒーローが胡歌です。胡歌の役どころというのはたいていは、ちょっと情けないんだけど、なんだかんだがんばってしまう大哥というパターンのようです。

物語は、南诏国(後の大理国:一灯が王様だったことのある国ですね)の王妃が実は妖怪であるという罪に問われることころから始まります。王妃は実のところ妖怪は妖怪なのですが、実は女娲Nǚwāの“后人hòurén”なのです。

そんなわけで、この物語は女娲(百度百科 日本語ウィキペディア)を題材とした数々の経典の中の1つです。

女娲は、上半身が人、下半身がヘビな神様で、人類を創造した神様であり、天地がずれてしまいこの世が洪水や火災だらけになってしまったとき、これを修復した神様です。

中国のお笑いドラマや映画では、ちょくちょく女娲由来のお話が語られるので、覚えておくと便利です。

さて、南诏国の王妃は龍の化け物と戦って死んでしまうのですが、間一髪、小さなプリンセスは何者かによって救い出されます。プリンセス灵儿は、南の島ですくすくと成長し、運命の必然で逍遥と出会い、物語のジャンルとしてはたぶんファンタジーなお笑いストーリーが展開していきます。

刘亦菲は例によって物語を重くしてしまうのですが、これを補ってできるだけ物語を軽くしようと努力するヒロインが安以轩演じる、堂々“大小姐”な林月如です。

中国のお笑いドラマでは、この“堂堂”という言葉にもよくお目にかかるように思います。意味は、だいたい日本語と同じでいいようです。

用例としては、

相貌堂堂(押し出しが立派である)
堂堂男子汉怎么能做这种事(大の男がこんなことをするなんて)

とかが、日本の中日辞典に載っています。
また、“大小姐”という表現もわりと一般的なわけですが、漢字を見ただけで笑えます。

で、この物語をさらに軽くするためのキャラクタが刘品言演じる阿奴です。とってもおばかな阿奴は、ぼくたちのすさんだ心を癒してくれると思います。
もう1つ特筆すべきは、このシリーズにおいては、本格的な物語が“僵尸jiāngshī”事件から展開していくことです。“僵尸”は、日本では、粤语由来の音訳として“キョンシー”が当てられ、本来の意味は単に死体なのですが、つまりはゾンビということになっているようです。

気になる人はGooglr画像検索をどうぞ
“僵”を“汉典”で検索すると、“直挺挺,不灵活” “双方相持不下,两种意见不能调和”と書かれています。
手冻了(手がかじかんだ)
腿都跑(駆けずりまわって、足が棒になった)
双方在那里谁也不让谁(どちらもその場でにらみあったまま、譲ろうとしない)


一方“尸”は“死人的身体”という意味で、日本語の“死体”は、中国語では“尸体”です。

《ラベル<女娲/穿越>に属するブログ--目次》

 1 寻秦记
 2 仙剑奇侠传(1) 刘亦菲饰女娲
 3 仙剑奇侠传(2) ストーリー
 4 仙剑奇侠传(3) 歌曲など
 5 仙剑奇侠传三(1) “哈哈哈”
 6 仙剑奇侠传三(2) キャラクタとストーリー
 7 仙剑奇侠传三(3) 歌曲など
 8 封神榜1 《封神演义》
 9 封神榜2 テレビドラマ 《封神榜》 2006 2009
10 灵珠(1) 女娲+穿越
11 灵珠(2) キャラクタとストーリー
12 灵珠(3) 歌曲など
13 步步惊心--刘诗诗はブスである
14 《宫2》 2012年1月20日放映スタート!

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