ドラマ・映画で中国語!!: 女娲传说之灵珠（1）　女娲＋穿越

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このドラマは、一般には簡単に《灵珠》と呼ばれているようです。テーマは“穿越”＋“女娲”です。《仙剑奇侠传》も、あれこれ時空を飛びかうので、“穿越”＋“女娲”ということもできるでしょうが、《灵珠》は現代の女の子が古代にタイムトリップするという本格的な穿越ものになっています。

古代にタイムトリップしてしまう考古学者の娘－－主人公の“瑶瑶（丁瑶）”を演じるのは香港の钟欣桐（ジリアン・チョン）です（百度百科　日本語ウィキペディア）。この子は“阿娇”とも呼ばれます。二人組のアイドルユニット“ツインズ”のひとりとして有名です。

钟欣桐は2008年に“わいせつ写真流出事件”（日本語ウィキペディア　百度百科）で、しばらく芸能活動をお休みしていたそうです。百度百科を見ると、中国では彼女（たち）の“わいせつ写真事件”のことを“艳yàn照门”と呼んでいることがわかります（“～门”とは“～事件”のことです）。

もしかしたらわいせつな写真というのも存在するのかもしれませんが、プライベートなエッチ写真をわいせつ写真とは呼べないようにも思います。ほかにもいろいろな呼び方はあるのでしょうが、“艳照门”というのは、わりとしっくりくるような気がします。

2010年から芸能活動を再開し、映画では《越光宝盒》（《月光宝盒》ではないことに要注意です）という映画にちょこっと出て、《前度》という映画では主演したそうです。

復帰後、テレビドラマではじめて主演を演じたのが、この《灵珠》だそうで、2011年1月17日から放送がはじまっています。《宫》が2011年1月31日からの放送なので、同時期に穿越ものドラマとしてしのぎを削ったことになります。

女娲もテーマなわけですで、瑶瑶は古代南越国の巫女－－仙乐の生まれ変わりで、仙乐は女娲の守り神です。

《仙剑奇侠传》《仙剑奇侠传3》も、灵珠を探し求める物語でしたが、この《灵珠》も瑶瑶が、古代世界で出会った仲間たちと灵珠を探す旅に出ます。

香港のテレビドラマとか映画は、妙に力を入れて、お金とか時間をかけると、どうにも見られるしろものではなくなってしまうことがよくあります。たとえば金庸原作のテレビドラマ《书剑恩仇录》2002 、《雪山飞狐》2007とか、映画《如果・愛》とか、見ていて死にたくなってしまいます。

この《灵珠》は、そんな危険性もはらみつつ、とりあえずはけっこう楽しめるエンターテイメントになっていると思います。

え！　これって香港のテレビドラマ？　違います。これ大陸のテレビドラマです。最近では、香港の監督が香港の役者を使って大陸で映画やドラマを作ることも珍しくないようで、ドラマや映画において香港と大陸を区別する意味はなくなりつつあるようです。