消失的子弹 2012 －－ 盲目の占い師＝杨幂

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《让子弹飞》

今年（2012年）の夏、日本では《让子弹飞》が公開されたようです。タイトルは《さらば復讐の狼たちよ》。わあ。なんて素敵なタイトルなんでしょう。

《让子弹飞》の監督は、姜文（チアン・ウェン）です。《鬼子来了（鬼が来た！）》がなんだかなあという感じだったので、《让子弹飞》 は途中までしか見ていません。

《难过再见》 侯孝贤

たまたま《さらば復讐の狼たちよ》をほめているページを見かけたのですが、その人は当の映画とはなんの関係もないのに、今さら陈凯歌と张艺谋の現在について語っていました。

香港映画を語ったり、松竹と結託して退屈でしかない台湾の侯孝贤（ホウ・シャオシェン）の宣伝係をやっていた宇田川なんとかという人でした。

中国映画について語るとき、陈凯歌と张艺谋から語りはじめる理由は、もはや何もないように思います。

今年（2012年）の夏、中国で公開されたのが、《让子弹飞》とはなんの関係もありませんが

《消失的子弹》 2012

というミステリ映画です。もちろん、杨幂が出ているから見ます！　ミステリものって、事件の解決とは別途に、愛がどうの人生がどうのと、自分だって人生や芸術であるかのごとく語りたがるところが煩わしいと思います。でも、なんとか見ちゃいました。

刘青云と谢霆锋

民国時代のこと、拳銃で殺されながら体内に銃弾が残っていない事件が発生します。世間は、亡霊が復讐のためにやったのだと騒然とします。この捜査にあたるのが松东路（刘青云）と郭追（谢霆锋）、そして小五（井柏然）のトリオです。

松东路は、事件の状況を自分で追体験して真相を暴きます。映画の冒頭では、首つり自殺を体験して、事件の真相に迫ります。郭追は、警察きっての必殺の早撃ちです。小五はちょっとおとぼけで、スリリングな展開をなごませてくれます。

杨幂（盲目の占い師）

杨幂は、出番は多くはないのですが、重要な役回りではあります。消えてしまう銃弾の出所は、ある兵器工場が怪しいわけですが、その近くで、盲目のいんちき占い師をやっています。彼女は事件についての重要な情報を提供します。

ただし……については、映画を見て楽しんでください。“ただし”がつくときにこそ、杨幂はいきいきするように思います。

さあ。どんなどんでん返しが用意されているのでしょうか。

《枪王》  张国荣

この映画の監督は、罗志良という人です。《东成西就（大英雄）》 1993 ではB組の助監督をつとめています。監督デビュー作は、张国荣（レスリー・チャン）が主演した《枪王（ダブルタップ）》 2000 だそうです。もしかしたら、銃弾おたくなのかもしれません。

《消失的子弹》剧情版预告片


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