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もしかしたら、日本のネットで周星驰に文句を言い続けているのは、ぼくだけかもしれません。あるいは、日本においては、誰もが周星驰なんて忘れさってしまったのかもしれません。
日本の映画配給会社は、ろくでもない中国映画しか配給しません。つまらない映画が好きなのでしょう。そういうわけでかどうかは知りませんが、周星驰の昨年(2013)の話題作 《西游·降魔篇》 2013 を配給する気配はまったくないようです。
--と書いたら周星驰が日本に来ちゃったそうです(2014年7月)。もちろん、 《西游·降魔篇》 の宣伝でしょう。
周星驰の 《功夫》 2004 は、評価してもいいようには思います。刘镇伟は 《越光宝盒》 2010 において、さかんに 《功夫》
のパロディを繰り出していました。
大陸から赵薇を引っ張ってきて、大ヒットしたのが 《少林足球》 2001 です。それまでの周星驰映画で、あちこちでちらほらと見え隠れしていた周星驰のろくでもなさが集
大成された映画でした。
あるいは周星驰が 《功夫2》 を作るという話は、ずっと前からあるのですが、これも本当かどうかはわかりません。
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《功夫》 で、周星驰が、赵薇に引き続き大陸から引っ張ってきたのが黄圣依です。
さすがの周星驰も赵薇には手を出さなかったように思いますが、黄圣依は周星驰の毒牙にかかってしまったことでしょう。
こうして、女優 “黄圣依” が誕生します。
ぼくたちにとっての黄圣依とは、 《功夫》 の黄圣依というよりは 《碧血剑》 2007 の黄圣依と言ったほうがわかりやすいように思います。
《碧血剑》 2007 は、金庸ドラマにしては緊迫感のない気の抜けたドラマです。たぶん、原作もそうなのでしょう。気の抜けた感を楽しもうと思えば、けっこう楽しめるドラマで、ぼくはけっこう好きです。
ぼくは縦長の長方形顔の女の子は無条件で好きなので、もちろん黄圣依はとっても好きです。ただし、黄圣依は人気も知名度もあるのですが、作品的には決定打がありません。
このブログでは 《碧血剑》 以外では、黄圣依が出ている映画として、こんなのを見ています。
出水芙蓉 2007
白蛇传说 2011
《白蛇传说》 は李连杰との共演で、日本でも公開され、なんの話題にもならなかったように思います。李连杰の映画といえば、ろくでもない映画しかないわけで、この映画もそうでした。
《出水芙蓉》 については、ちょっと注目してください。日本でも
东西成就(大英雄) 1993
という映画が好きな人は、けっこういるように思われます。この映画の冒頭で、林青霞は “大海無量” という技を繰り出すわけですが、この 《出水芙蓉》 では“大海無量” が復活します。
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ぼくは、あのガマガエル顔な甄子丹について、何かを積極的に語りたいと思ったことは一度もありません。このブログでは、最近ではこんな甄子丹ものを見ています。
特殊身份 2013 -- 突っ込みどころもないガマガエルな甄子丹
大闹天宫 2014 -- 泣くな! 甄子丹
どちらも悲惨でした。しかし、この 《冰封:重生之门》 は、さらに悲惨がとんでもありません。この映画は、
急冻奇侠 1989
がオリジナルです。明朝最後の皇帝、崇禎の時代から物語は始まります。
あれこれチャーミングな映画だったと思います。そういったあれこれのチャーミングさは、この 《冰封:重生之门》 ではまったく表現されていません。
《碧血剑》 も、崇禎時代の物語でした。《冰封:重生之门》 では、そういった背景はまったく不明です。
このろくでもない映画の中で、ぼくは1つだけ気に入ったシーンがあります。甄子丹が、馬運車に乗っていた白馬に乗って疾駆するところです。
Iceman 冰封俠: 重生之门 Official Trailer
萧敬腾 冰封 《电影冰封侠:重生之门》中文主题曲
【Eng.sub】 Donnie Yen BTS: ICEMAN 3D #1/3 Rooftop fight 冰封:重生之門花絮
日本国訳の冰封俠: 重生之门はまだ出ていないのでしょうか?
返信削除すごくみたいのですが。