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ラベル《聊斋志异/聊斎志異》に属するブログ 7
今年(2012年)の夏、日本では
《画皮》 2008
が公開されたようですが、大陸では6月だか7月に、《画皮Ⅱ》が公開されています。
この映画は、10人のシナリオライター集団が、まる1年を費やしてシナリオを作ったそうです。《画皮》と《画壁》を監督したのは陈嘉上という人ですが、この《画皮Ⅱ》は乌尔善というモンゴル人が監督です。
《画皮Ⅱ》が公開されたころ、陈嘉上が監督して刘亦菲が出ている《四大名捕》という映画も公開されたのですが、これについては別の場所で語ってみましょう。
赵薇(ヴィッキー・チャオ)にとっては、お金持ちな実業家と結婚して子供を産んだ後、はじめて出演する映画だそうです。周迅(ジョウ・シュン)は、この映画でも引き続き“小唯”を演じています。
公開そうそう、中国映画史上最大のヒットを記録したというようなニュースも、どこかで見たような気もします。
《画皮》の注目すべき構図はこうでした。
赵薇+周迅 vs 孙俪(スン・リー)
(70後 vs 80後)
本来は、《画皮》の続編と言うべき《画壁》の注目すべき構図はこうでした。
孙俪 vs 大量の若い女の子
(80後 vs 90後)
《画皮Ⅱ》ではどうなっているのかというと、こういうことになっています。
赵薇+周迅 vs 杨幂+冯绍峰
テレビドラマ《宮》の黄金コンビ・杨幂と冯绍峰(80後)が、赵薇と周迅というおばさんコンビ(70後)に挑んでいるわけです。
予告編とかメイキングビデオなどを見ていて、この映画の本編に期待できるものは何もないことはあまりにも明らかでした。
それはその通りなのですが、何か期待できることがあるとすれば、杨幂と冯绍峰がいかに物語をかき乱してくれるのかということだけです。さあ、杨幂は《画皮Ⅱ》でどんな姿を見せてくれたのでしょうか。
人助けをしたため妖怪世界のルールに違反した小唯(周迅)は、500年の間、氷漬けにされています。雀の妖である雀儿が、妖怪としての大先輩・小唯を開放します。
雀儿が杨幂です。雀儿は、かいがいしくご主人様である小唯の面倒をみます。
一方、冯绍峰はさえない抓妖师(妖怪ハンター)・庞郎です。雀儿は、ちょっと庞郎に興味をもって、庞郎の前に姿を現します。庞郎は、はじめて本物の妖怪に出会ってびっくりします。
雀儿は言います。“妖什么妖啊”--あんた、なに、妖怪がどうのこうの言ってるのよ。あんた妖怪ハンターなんでしょ。はじめて本物の妖怪に出会ったとでもいうわけ? このシーンがあるだけで、《画皮Ⅱ》 を見る価値があると言えます。
杨幂の、物語を軽くするパワー、物語をねじまげるパワー、物語が道徳に回収されることを拒否するパワーを楽しめます。
雀儿と庞郎の恋がどうなっていくのか?--《画皮Ⅱ》を見て楽しんでください。
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“ラベル《聊斋志异》に属するブログ--目次”
1 聊斋志异と志怪ドラマ
2 新聊斋志异之小倩 2005 --胡歌+杨幂
3 画皮 2008 --周迅・赵薇 vs 孙俪
4 テレビドラマ 画皮 (千年の恋) 2011 --杨幂(6-10)2011
5 画壁 2011 (1) --スン・リー+ダン・チャオ
6 画壁 2011 (2) --孙俪 vs 郑爽
7 画皮Ⅱ 2012 --杨幂、愛を理解する
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