2012年2月9日木曜日

女黑侠黄莺 1992


ラベル《黑薔薇/黑薔薇》に属するブログ 5


たとえば、岸本葉子というおばさんがいます。若いころ、北京に留学したことがあるそうで、中国とか台湾に関するエッセイも書いているようです。BOOK OFFで、このおばさんの本を立ち読みしていて、笑い死にしたことがあります。

それは、台湾で見たテレビドラマ(だったか映画)の要約をしているところでした。つじつまがないというか、ろれつがまわっていないというか、へんてこりんなわけのわからない文章なのですが、実のところ、彼女が見たのは《笑傲江湖》だということだけはわかります。

事情をよくわかっていない外国人が、事情をわからないまま見た物語を、勝手に語ってしまうと、なんだかヘンなストーリーができあがってしまうこともあるようです。

ここで取り上げる映画は、これです。

女黑侠黄莺 1992 香港

女黑侠コンビは、サンフランシスコから香港のある組織に送り込まれます。しかし、反逆分子が組織を乗っ取ってしまい、そのどさくさに組織のボスは殺されてしまい、女黑侠コンビの一人も死んでしまいます。ひとり生き残った女黑侠--黄莺(张敏)も記憶を失ってしまいます。

黄莺はある一家に助けられ、この一家は、この娘がもしかしたら富豪の娘であれば大儲けできると考え、一家のママ(マミー)はたくさんの雑誌を見せて、あんたのパパは誰なのかと問います。

黄莺は、マミーの娘--阿贞(邱淑贞)とお友達になり、二人が街を歩いているとやくざに襲われます。ところが黄莺は、武功を発揮してやくざを撃退してしまいます。

阿贞はけっこう派手な格好をしている現代の女の子なのですが、彼女の恋人は口のきけない車の修理工--亚杰(张学友)で、愛があればお金なんて--というタイプの子でもあります。

ところで、マミーは競馬で大きな借金を作ってしまい、黄莺と阿贞はキャバレーで働くことになります。キャバレーに来る客はヘンな奴らばかりなのですが、どうやら黄莺を殺そうとしている連中がいるようです。

黄莺と阿贞は何度か危機を乗り切るのですが、ついには窮地におちいり、それを救うのが亚杰です。そして、このとき黄莺はすべてを思い出します。

こうして、映画のほとんど最後で女黑侠に戻った黄莺は、阿贞と亚杰、マミーと協力して、悪の組織をやっつけます。

女黑侠黄莺.mp4




《ラベル“黑玫瑰/黑薔薇”に属するブログ--目次》
 0 玫瑰玫瑰我爱你 1940
 1 黑玫瑰 1965
 2 黑玫瑰与黑玫瑰 1966
 3 女黑侠木兰花 1966/1981
 4 侠女黑玫瑰 1991
 5 女黑侠黄莺 1992
 6 九二黑玫瑰对黑玫瑰 1992
 7 玫瑰玫瑰我爱你 1993
 8 黑玫瑰义结金兰 1997
 9 见习黑玫瑰 2004 (出水芙蓉 2007)
10 黑玫瑰(电视剧) 2009
おまけ 猛鬼差馆(バンパイア・コップ) 1987

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