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今日は、豪華三本立てを楽しんでみようと思います。
《仙剑五前传》真人剧
吐槽于媽三弄之《宮鎖瓊瑤》
众版《神雕侠侣》 谁最符合原著
中国ものの映像をあれこれ見ていると、“何、これ!?” というのに出会うことがあります。“何、これ!?” のひとつが、簡単に言うとでっちあげ映像です。
■《仙剑五前传》 真人剧
《仙剑奇侠传五前传》 は、《仙剑奇侠传》 系列の7つ目のネットゲームです。このゲーム映像をもとにして、ゲームをアニメとして映像化したのが
仙剑奇侠传5前传
です。興味があれば、見てみてください。
ぼくたちが、これから見ようとしている “《仙剑五前传》 真人剧” は、アニメではなく実写版の 《仙剑五前传》 というわけです。
そんなものがあるのかというと、ありません。しかし、この映像は “《仙剑五前传》 真人剧” であると言っているわけです。
見てみましょう。
《仙剑五前传》真人剧
わー。豪華キャストなドラマでした。武侠ファンならば、あれこれ見たことのある映像が、あれこれ散りばめられていました。冒頭のシーンは 《四大名捕1》 でした。
人間は、個々それぞれ多様な考えを持っています。ならば、著作権というものについて、多様な意見があってもいいでしょう。
引用だけで成り立っている文学が成立するのであれば、映像の引用だけで成り立つ映像作品があってもいいでしょう。
たとえば、ゴダールの 《映画史》 ……。
■吐槽于媽三弄之 《宮鎖瓊瑤》
とりあえず、見てみましょう。
吐槽于媽三弄之《宮鎖瓊瑤》
于媽とは、数々のヒットドラマの脚本を書いている于正のことです。于正はあれこれヒットを飛ばすのですが、どれもがパクリがあからさまなので、“于正”+“他妈(的)” で “于媽” と呼ばれます。
もちろん、《宮鎖瓊瑤》 などという作品は存在しません。”瓊瑤” というのは、辞書に載っています。”美しい玉石” という意味ですが、人から贈られた美しい詩文のことも指すそうです。
ただし、ここでの ”瓊瑤” とは台湾の女性作家で、《还珠格格》 の原作者です。したがって、このでっちあげ映像には小燕子も登場します。
たぶん、この映像は今年(2014年)4月の 《宫锁连城》 放映の前に作られたものでしょう。《宫锁连城》 の放映が始まるや、网友たちは 《宫锁连城》 が瓊瑤の小説(あるいは映像化されたドラマ)のパクリだと吐槽しました。
これは著作権を守ろうという意見ではなく、人を罵倒するために ”おまえはパクッている” と言っているように思えます。
誰が(どこが?)作ったのか知りませんが、主題歌まであるわけです。
■众版《神雕侠侣》 谁最符合原著
于正は昨年、金庸原作の 《笑傲江湖》 で大ヒットをかっとばしました。これに気をよくした于正は、《神雕侠侣》 を作ります。
もう撮影は終わっているのですが、今年(2014年)放映されるのかどうかは微妙な感じです。
で、于正の 《神雕侠侣》 にあれこれ吐槽しようというか、今までの 《神雕侠侣》 でどれが一番良かったを語っているのがこの番組です。
あれこれ語られている内容とは別に、ぼくたちは映像版 《神雕侠侣》 の歴史をあれこれを素直に学習してもいいでしょう。
众版《神雕侠侣》 谁最符合原著
この番組を見ていても、やっぱり1995年版、古天乐の 《神雕侠侣》 が今でも人気の高いことがわかります。
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