犀利仁师（トキメキ！弘文学院） 2014｜一部の刘诗诗熱狂支持派 vs 無数のアンチ刘诗诗派（付録：横店影视城）

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今年（2014年）の4月から5月にかけて、吴奇隆と刘诗诗の 《步步惊情》 が放映されました。そして、6月4日からまたしても吴奇隆と刘诗诗のドラマ

犀利仁师 2014

の放映が始まりました。これは携帯ゲームをもとにしたお笑いドラマです。

武则天（則天武后）が、男女平等を目指して女子も学校に入れるという政策を打ち出します。舞台は弘文学院という学校で、ここには武则天のスパイである柳傲天という体育の先生がいます。

ひょんなことから柳傲天と知り合ったのが路云霏で、彼女は柳傲天を追いかけて弘文学院にたどり着き、彼女も学校の先生になってしまいます。

－－というようなゲームだそうです。

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というわけでこのドラマは、吴奇隆が柳傲天、刘诗诗が路云霏を演じる学園ラブコメということになります。

犀利仁师（2014/6/12）

豆瓣での人気投票では、現在（2014年6月12日）892人が投票して10点満点の6.0という評価です。《步步惊情》 の4.1よりはましな数字ではあります。ただし、今回も投票結果の棒グラフは普通ではありません。

放送開始からもう1周刊ちょっと経っていますが、★1つが23.6％でトップですが、しかし、★5つが18.4％、★4つが21.8％、★3つが22.7％と、各評価がけっこう拮抗しています。

步步惊情（2014/6/12）

このグラフから、いったい何が読み取れるというのでしょうか？　今のところ、みんなの評価がまったくバラバラだということです。みんなの評価がわかりやすい豆瓣の人気投票グラフを見てみましょうか。《步步惊情》 の現在の状況です。

みんながつまらないと言っていることがよくわかるグラフですが、1つ異常なことがあります。★5つの投票（5.9％）が、★4つの投票（4.4％）よりも多いということです。

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步步惊情（2014/4/24）

《步步惊情》 の記事にも書いたことですが、放送開始後3日目（4月24日）のグラフをもう一度見てみましょう。なんて変なグラフでしょう。ほとんどの人が “最高である” または “最低である” と評価しているわけです。

刘诗诗には、熱狂的なファン軍団がいます。こいつらが、早々と★5つを入れたわけです。これが現在でも★4つより★5つのほうが多い理由です。

とはいえ、刘诗诗あるいは 《步步惊心》 の割と良心的なファンの多くが、《步步惊情》  がいいドラマではないことは明らかだけど、それでもファンとして★5つに投票すると吐露しています。

もう一度、《犀利仁师》 の現在の投票グラフを見てみましょう。さすがの刘诗诗ファン軍団もこのドラマに対しては、多くの人が★4つの評価に止めざるを得なかったようです。そういう人は、実際にそう言っています。

また、このドラマはお笑い（のつもり）なので、特に刘诗诗にこだわりのない人々は★3つとか★2つに投票しているのでしょう。

ところで 《步步惊情》 にしろ 《犀利仁师》 にしろ、最もたくさんの人が★1つに投票しています。これはどういうことでしょうか。

こうして 《步步惊情》 と 《犀利仁师》 の豆瓣での人気投票グラフを見比べていて、あ！　と、思ったことがあります。

刘诗诗のたちの悪いファン軍団がいる一方で、無数のアンチ刘诗诗派がいるのではないか？　ということです。それは、豆瓣で刘诗诗ものの短評を読むとよくわかります。

彼らは刘诗诗の演技がろくでもないことをきちんと述べ、刘诗诗がブスであるとはっきり言います。そういうわけで、豆瓣における刘诗诗ものの人気投票や短評とは、刘诗诗ファン軍団とアンチ刘诗诗派の闘いなのです。

これは正確な表現ではありません。豆瓣はいわば文芸サイトであり、たちの悪い刘诗诗ファン軍団はこういったインテリジェンスな場所には来ません

中国の芸能マスコミが一部の熱狂的刘诗诗ファンに追従して、結局は黙殺してしまうアンチ刘诗诗派が、刘诗诗本人に闘いを挑んでいる場所こそが、豆瓣あるいはその他のアンチ刘诗诗関連ページなのです。

アンチ刘诗诗派は 《步步惊情》 で、刘诗诗追い落としのための一矢を報いました。これは大きな成果です。今後も地道にじっくりと、刘诗诗掃討作戦を展開していきたいものです。

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ぼくは、このドラマの第一集と第二集の最初のほうを見ました。

豆瓣で★1つ評価の人たちの多くが言っているのは “いったいどこがお笑いなんだ？” ということです。たとえば “这不是搞笑，这是蠢！（これはお笑いじゃなく、愚かなだけだ）” といった意見です。

《金玉良缘》 2014 に対して、多くの人が “おばかすぎ！” とか “知能指数0” とか罵倒していましたが、それは同時にほめ言葉でもあり得ました。スタッフも役者も、そう言われるのは覚悟の上で、おばかをやっています。

どうしてこの 《犀利仁师》 がお笑いではないのかというと、見る者に “ここで笑え” と強要するからです。しかも、それがまるでお笑いになってません。

どうやって笑いを勉強するのかというと、お笑い番組でよく出てくるマンガの吹き出しふうの文字だとか、イラストだとか、効果音などです。

撮影された映像が、まるで絵になっていないというか、とんでもなくお笑いになっていなかったのでしょう。苦肉の策が、このお笑いバラエティー番組作戦だったのでしょう。さらに、悲惨さが増しているだけです。

もともと刘诗诗というのは、見る者に “泣け” とか “笑え” とか “驚け” とかを強要する臭い演技しかできません。具体的に言うと、刘诗诗の演技はついついカメラ視線になってしまいます。AVはともかく、映画やドラマでは必要のない演技です。

単純に言うとあまり頭の良くない、たちの悪い刘诗诗のファン軍団にとって、AVと同質でしかない、この “臭さ” が名演技なのでしょう。

吴奇隆も同じようなもので、この二人はそういう意味でいいコンビです。

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ゲーム版 《犀利仁师》 の、武则天が男女平等政策を発案したという発想は、とてもいいと思います。ただし、ドラマではあれこれの事情（歴史の改変は禁止）で武则天は登場しないようです。

それにしてもこのドラマが、6月4日という放映開始日を選択したのは、大きな意義があると言っていいでしょう。

最後に衝撃的なカットを見ておきましょう。なんと霍建华がお嫁さん姿の刘诗诗をだっこしているではありませんか。

オープニングタイトルを見ればわかるのですが、このドラマでは霍建华がゲスト出演しているのです。

アンチ刘诗诗派にとってさらに衝撃的なことは、たぶん来年（2015年）には霍建华と刘诗诗が主演する 《女医 ・ 明妃传》（唐人）がオンエアされるということです。

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付録：横店影视城

下に貼ったビデオには、横店での取材の模様が映っていました。ついでですが、横店影视城について見ておきましょう。

写真で紹介していたら埒が明かないので、このページの一番下にある映像 《"横店影视城觅星"全攻略》 を見てください。ここが横店影视城で、30数平方キロメートルにわたる施設です。

古装もののドラマや映画は、たいていはここで撮影されます。古装ファンの人は “ああ。そういうことだったのか“ と納得できたと思います。

場所は浙江省金华市东阳市横店镇で、撮影に使われるだけではなくAAAAA级の観光スポットでもあるそうです。

ここは、まずは150分の歴史超大作 《鸦片战争》 1997 という映画のセットとして建造されました。

撮影終了後テーマパークとして一般にも公開され、その後、广州街、香港街、明清宫苑、秦王宫、清明上河图などなどが増設されたとのことです。

【MV】吳奇隆 - 愛你的我今天長這樣


2013.8.19 《犀利仁师》横店探班 搞笑學院風十足


Incisive Great Teacher 《犀利仁师》 Behind the Scene


《犀利仁师》片尾曲《不能说出口的诺言》


独家："横店影视城觅星"全攻略