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第三届金扫帚奖(第3回中国ごみ映画大賞--中国ラジー賞)で作品賞に輝いたのが、この《关云长》と《战国》、《杨门女将之军令如山》です。
ぼくたちは甄子丹(ドニー・イェン)のガマガエル顔を見るほどひまではありません。たぶん、死ぬほど退屈なことでしょう。でも、孙俪(スン・リー)が出ているので見ちゃいました。
关云长(関雲長)というのは关羽(関羽)のことで、おなじみ三国志のヒーローのひとりです。ぼくはいつも、刘备(劉備)-关羽(関羽)と刘邦(劉邦)-项羽(項羽)が、どっちがどっちだったか、誰が誰だったかわからなくなってしまいます。だって、なんとなく名前が似ているからです。
もちろん、关云长を演じるのが甄子丹です。关云长は一時、曹操(曹操)の捕虜になるのですが、この映画はそのときのエピソードを描いています。曹操を演じるのが姜文(チアン・ウェン)です。
曹操は关云长を自陣に取り込もうとあれこれ画策するのですが、关云长は承知しません。あきらめた曹操は、关云长に刘备の元へ帰ることを許します。关云长が帰るためには5つの関所を通過しなければならないのですが、曹操はすべての関所の通過を保証します。
ところが、関所を通ろうとするたびに、关云长は襲撃されてしまいます。これが“过五关斩六将(5つの関所を通り、6人の将軍を斬る)”というエピソードなんだそうです。
じゃあ、孙俪はどうしたのよ? --と言うと、孙俪が演じるのは绮兰という、刘备のお妾さんになる予定の少女です。彼女も关云长といっしょに捕虜になっていて、关云长は绮兰を連れて、5つの関所を通過しようとするたびに、绮兰を守りつつ、敵と戦うことになるわけです。
しかし、あらま。なんだか、孙俪がいたっていなくたって、関係ないじゃありませんか。
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