このブログは、誰かに見てもらいたいと思って書いているわけではありません。記事のページビューは、多くてせいぜい20とか30です。
でも、ときには「みんな。これ見てよ!」みたいな気持ちで記事を書くこともあります。そういう記事に限って、ページビューは2つとか3つとかです。たとえば、こんな記事です。
尸家重地(オカルト・ブルース)-东成西就1990
黑玫瑰义结金兰 1997 (ジェフ・ラウの神雕侠侣)
热浪球爱战 2011 - 少林サッカーじゃなくて少林ビーチバレーでどうよ。
たぶん、この記事もそんな記事の1つになると思います。紹介するのは、こんな映画(アニメ)です。
大闹天宫 2012 3D版
もともとは、1965年(あるいは1964年)に公開されたアニメです。2004年にもリバイバルされているようですが、昨年(2012年)には、3Dアニメとして復活しました。
東映長編アニメがピークに達するのが
わんぱく王子の大蛇退治 1963
です。《大闹天宫》 1965 は、ディズニーアニメというよりは東映アニメをお手本にしているように思われます。東映アニメ 《白蛇伝》 1958 に触発されたのでしょうか。
《わんぱく王子の大蛇退治》 と 《大闹天宫》 の予告編を見てみましょうか。
わんぱく王子の大蛇退治 予告篇
Da Nao Tian Gong 3D ~ 大闹天宫3D 2012预告片
日本の2Dアニメって、この時代から何も進化していないことがわかります。また、文革(1966-1977)直前のこの時代に、中国のアニメが到達していたレベルの高さもわかります。
“大闹天宫”といえば、孫悟空が天界を大混乱させる一段のことです(スサノオも高天原を大混乱に陥れました)。孫悟空のわんぱくぶりに困った天界は、孫悟空を飼いならそうとして天界における弼马温という地位を与えます。
ところが弼马温とは、ただの厩務員で……というおなじみなストーリーになるわけです。《齐天大圣孙悟空》 2002 でも、このあたりが一番の見どころでした。
このアニメは、京劇ふう(“绍剧”なのかもしれません)のキャラクタ造形と展開で成り立っています。見ようと思えばあれこれ見る手立てはあるように思います。たっぷりと楽しんでください。
孫悟空もののアニメといえば、《悟空の大冒険》 があります。手塚治虫のマンガ 《ぼくのそんごくう》 を原作とする虫プロのTVアニメです。
テレビアニメ 《鉄腕アトム》 に続いて放映されたように思います。 《鉄腕アトム》 はあくまで正義の味方なわけですが、 《悟空の大冒険》 はお笑いを前面に出した虫プロ唯一の傑作TVアニメのように思います。
では、アジア初の長編アニメってなんなのよ? --というと1940年ころ万兄弟によって作られた 《鉄扇公主》 だそうです。このアニメは、日本でも公開され、手塚治虫も見ているとのことです。
玉帝 |
大闹天宫 2013(実写版)
が公開されます。孫悟空を演じるのは甄子丹です。このガマガエル顔のおっさんは、演技はどこまでも大根というかイモです。でも、人気があります。人はいいのでしょう。成龙ともお友達です。
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