2011年9月15日木曜日

笑傲江湖 2001 -- 令狐冲と任盈盈の行方


これは2001年版のテレビドラマ“笑傲江湖”(百度百科 日本語ウィキペディア)です。

あれこれ中国のテレビドラマを見ていると、この作品から中国のテレビドラマは新しい段階に入ったように思います。どういう意味かというと、今(2011年)見ても特に古臭さは感じないということで、これ以前のものは古くささが目立つように感じます。

もうひとつ言えることは、CCTVだからこそ、このあとに続く 《射雕英雄传》、《神雕侠侣》、 《天龙八部》 なども含めて、たっぷりとお金と時間をかけているということです。

このドラマの原作は金庸という人の同名小説です。日本で一番有名な中国の作家は鲁迅かもしれませんが、中国で一番有名な作家はこの金庸かもしれません。金庸とは、香港の武侠小説作家で、大陸でもとても有名な人だそうで、ほとんどの小説はドラマ化されています(ぼくに、中国の小説に“武侠小説”というジャンルがあることを教えてくれたのは香港の映画監督ウォン・カーウァイの“花様年華”だったと思います)。

個人的には、この2001年版“笑傲江湖”は、金庸原作のTVドラマの中で一番好きな作品です。

金庸ドラマでは独特なテーマがたくさん盛り込まれていますが、この物語の大きなテーマのひとつが病気です。主人公“令狐冲”はどんどんたくさんの病気を抱え込んでいくさまを楽しめると思います。

このドラマの主人公は令狐冲と任盈盈です。この二人の行方は語られることはないのですが、いったいどのような運命をたどるのでしょうか。また、《神雕侠侣》 の主人公である杨过と小龙女の行方が気になる人も多いと思います。

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