2013年11月10日日曜日

狄仁杰之神都龙王 2013 -- ツイ・ハークのB級怪獣映画(angelababy!!)



今年(2013年)の9月末、ツイ・ハークの新作が公開されました。

狄仁杰之神都龙王 2013

この映画の公開の直前には、梁朝伟が小三を妊娠させたというニュースが流れました。小三というのは小学三年生のことではなく、中国語で言うと第三者です。日本語で言うと愛人でしょうか。

東スポふうのでたらめ記事なわけですが、なんでこんなニュースが流れたのかというと、この 《狄仁杰之神都龙王》 には、梁朝伟の奥様である刘嘉玲が武则天として客串しているからです。

ツイ・ハーク(徐克)の映画って

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ

の三部作以外は、どれも面白くありません。余分なことを語りすぎるからです。それとは関係はないかもしれませんが、李连杰の映画もこの映画以外に面白いのはありません。

そういうわけでなんの期待もなくだら~っとこの映画をちょっと見てみました。だって、angelababyが出ているからです。

ありゃま! これ、けっこう面白い。

ツイ・ハークの映画って、B級映画をあたかも大作のようであるかのように語ってしまうのが最大の欠点のように思います。ところが、おお! この映画ははじめから終わりまで、きちんとB級しているではありませんか!

しかも、モンスター映画というか、怪獣映画です。この人は、こういうのがけっこう好きなんです。


最近の四小花旦の一人はangelababyである--というような記事をどこかで読んだように思います。特に文句はありません。きれいな女の子がきれいであれば、それは素敵なことです。

あと、冯绍峰。この人は、これからどうなっていくんだろう? 杨幂が冯绍峰をからかっていたように、もしかしたら女の子にはもてないタイプなのかもしれない。

男から見れば、《王的女人》 の明道よりはるかにいいと思うんだけど、なんでこんな話になるのかというと、それは省略。

《狄仁杰之神都龙王》终极预告片

20130830 鲁豫有约 解密《狄仁杰》

2013年11月7日木曜日

重口味 2013 -- お気軽なギニーピッグ(ハードコア)あるいは香港映画の現在



今年(2013年)の夏 《重口味》 という香港映画が上映されました。重はzhòngじゃなくてchóngです。

重口味 2013

どんな味わいなのかというと、簡単に言うとハードコアというかエロ・グロ・ナンセンスというような意味です。だったらchóngじゃなくてzhòngのほうがいいような気もしますが、言葉なんだから仕方ありません。

中国人留学生の女の子とご飯を食べながらおしゃべりしていたら、冗談で重口味と言っていました。いつ頃から使われはじめた言葉なのかは知りませんが、現在では冗談であれば気軽に使ってもOKな言葉のようです。

この映画は、香港のわりと若手な監督三人によるオムニバスで、第37回香港国際映画祭で上映されたということです。

大して評判になったわけでもないんでしょうが、豆瓣で「毒菇求爱不错」なんて言っている人もいます。《毒菇求爱》 というのは3つのお話のうちの2つ目のタイトルです。うふふ。


最初のタイトルが 《惊哗春梦》 です。香港に旅行したことのある人は、住居用の建物にはどれも鉄格子みたいなドアがあることを知っているでしょう。旅行者は、鉄格子の向こうの世界には入れません。

《重口味》 という映画のテーマは“黄、毒、賭”で、まずは“黄”です。この物語は、红灯区(色街)のお話なんだけど、香港に红灯区なんてあるの? ぼくは知りません。

二人の学生が住むことになった建物は、風俗嬢ばかりが住んでいます--というか自分の部屋でお仕事をしています。ドアには店長推薦なんて書かれているので、お店でもあるのかもしれません。これが香港の風俗のしくみ? でも、あの鉄格子の中に客はどうやって入るんだろう。

どんなお話なのかというと、二人の男子学生が風俗嬢たちの中に闖入したことによって、ある種の共同体みたいなのが形成されていき……しかし……というわけで、ここからはドタバタのアクションふうの展開になっていきます。


第二話のタイトルが 《毒菇求爱》 で、今度は“毒”がテーマです。タイトルからもわかるようにラブストーリーです。

あはは! もちろん、独孤求败とは金庸ドラマのあちこちで登場する伝説の人物です。あまりに強くなりすぎて「誰か、俺を負かしてくれ」ということで、こう名乗っているわけです。

黄药师によって桃花岛に幽閉されている老顽童(周伯通)は、亀がお友達です。彼は、亀に独孤求败という名前をつけて、毎日、亀と遊んでいます。そういうわけで、《毒菇求爱》 の主人公である阿杰は、ふられた元彼女から亀をもらいます。

阿杰が乗っているのがピンクの車で、この車は三編ともに登場します。阿杰は麻薬の運び屋です。この車で、亀といっしょに毒菇という麻薬を客に配っています。

運び屋というのは、映画における永遠のテーマのひとつでしょう。たとえば《苏州河》。日本語のタイトルは「ふたりの人魚」だったと思います。人魚と言えば

下水道(的)美人鱼
ギニーピッグ マンホールの中の人魚

という日本のビデオがあります。日本では、熱心なホラーファンならば知らない人はいないのでしょう。こういうのが、それこそ重口味ということでしょう。

これは、中国でもけっこうカルトな映画として有名なようです。特にホラーというかその手が好きというわけではない90後たちは、けっこうこれを知っています。ただし、現在は視聴禁止だそうです。聞いた話なので、本当かどうかは知りません。

というわけで 《毒菇求爱》 は、ロードムービー的なラブストーリーです。阿杰は、ある女の子と出会います。阿杰はママのお誕生日に、彼女に恋人のふりをして、いっしょにママの誕生日を祝ってくれと頼みます。ママのお誕生日のシーンは、けっこういいと思います。

あと、女の子が亀をマイクというかスマホに見立ててしゃべるシーンも悪くありませんでした。



第三話が 《有杀有赔》 で、“黄、毒、賭”の“賭”に相当します。

大陸では制服の女子高生はいません。香港で制服の女子高生に会いたければ、湾仔のマクドナルドに行きましょう。ただし、九龙の人々からすると、香港島は差別すべき場所のようです。

平場の香港競馬というのはすべてハンデ戦で、1番枠がトップハンデで、大外が最軽量です。だから、1が来るとけっこういい配当になります。シャティンでもハッピバレーでもマカオ競馬場でも、これは同じです。

カジノ。これが、日本人には大きな壁になってしまいました。マカオのカジノは、お金持ちの中国人で賑わっていて、札束が乱れ飛んでいます。もはや、貧乏な日本人が小銭でちょっと遊ぼう--というような場所ではありません。

このお話も悪くはなかったように思いますが、どんな内容だったか忘れてしまいました。実際に見て、楽しんでください。


この《重口味》は香港映画です。「香港映画は死んだ」「いや香港映画は死んでいない」みたいなことを、ときどき目にします。昔、香港映画というのはあったわけだけど、今はもうない--そんなのは当たり前のことでしょう。

周星驰の 《西游·降魔篇》 だって、香港映画じゃなくて大陸映画です。甄子丹のろくでもない 《特殊身份》 だって中国映画です。つまり、日本でも知られているようなスターが出ている映画は、香港映画ではありません。

大陸、香港とジャンル分けにこだわるわけではありませんが、香港の大スターが大陸資本の映画に出るとき、ただそれだけで香港映画ではなくなってしまうように感じます。それだけで何かを売ってしまった--そんな感じ。

じゃあ、香港映画はどこにもないのでしょうか? 実はそうじゃないように思います。たとえば 《志明与春娇》。これは香港でしか語ることのできない烟民の物語でした。でも続編の 《春娇与志明》 は、香港映画とはなんの関係もありません。舞台だって北京でした。

ときたまポコンと、香港映画が登場するような気がします。《重口味》 もそんな香港映画のひとつのように思います。たとえば  《热浪球爱战》 2011 は大好きです。

映画ではなくてテレビドラマはどうでしょうか。去年の 《回到三国》 は、毎晩見るのがとても楽しみでした。ださいセット、スケール感のなさなど、お笑い香港テレビドラマの伝統を受け継いでいました。

ただし、香港のテレビドラマが今でもいきいきしているのかというとそういうわけではなく、こちらもときたまポコンと面白いのが出てくるといった感じでしょう。

電影《重口味》激情四射 三級國際版首發預告

2013年11月2日土曜日

特殊身份 2013 -- 突っ込みどころもないガマガエルな甄子丹



今年(2013年)の10月18日に甄子丹の《特殊身份》 が公開された。やっぱり甄子丹ものはどか~んと人気になります。

特殊身份 2013

甄子丹が警察の特殊捜査員として活躍するアクションもので、雰囲気は70年代くらいのはみ出し刑事ものっていう感じ。それって、あまりに時代錯誤ではありませんか?

がまんして半分くらいまで見たけど、だめでした。見るのやめました。

ぼくは甄子丹のがまがえる顔が苦手です。演技もとっても下手くそでしょ。でも、この人は人気があります。なんでなんでしょ。ぼくにはわかりません。

ただし、去年(2012年)のお正月映画《八星抱喜》での、甄子丹と吴君如が演じた売れない中年ロック歌手は好きです。

おまけにヒロインは景甜です。この子は《战国》で、ぼくたちをとことんがっかりさせてくれました。霍建华の《超时空救兵》だって、ヒロインが景甜じゃなかったら、もっと面白かったように思います。

中国で瞬間的にヒットしたからといって、中国の人がこの映画を見て喜んでいるわけではありません。豆瓣の意見をいくつか紹介してみましょう。

子丹不哭,站起来撸!
(子丹、泣くんじゃない。再び立ち上がってくれ!)

以前的甄子丹再也回不来了
(かつての甄子丹は永遠に戻って来ない)

有什么可吐槽的
(突っ込みどころさえない)

深圳观光
(シンセン観光)

烂就一个字
(腐ってる--この言葉につきる)

做人别太甄子丹,特殊身份别去看!
(人ならば甄子丹になるな。見にいくな!)

“特殊”看你妹啊
(“特殊”なくだらなさである)

この映画はあれこれ難産だったようで、はじめは赵文卓が共演するはずだったのですが、赵文卓が降りてしまったようです。ああ。赵文卓が出ていれば、ぼくはこんな映画見なかったのに。

それでも、ぼくは《大闹天宫》には、それなりに期待はしています。孙悟空(甄子丹)vs 玉帝(周润发)の図式って、やっぱり見たいでしょ。いったいいつになったら、このださださおやじたちのお笑いを見られるんだろ?

今年の夏か秋くらいには公開されるような話だったのが、百度百科によると来年(2014年)の1月31日公開予定となっています。

【HD】楊坤-我沒你想的那麼堅強MV


電影【特殊身份 Special ID】預告片

2013年9月23日月曜日

侠客行 1989 -- 梁朝伟、 “鹿鼎记” を再現!



中国の芸能関連ニュースというのは東スポのようなもので、すぐさま信頼できるものではありません。

でも、誰かと誰かが結婚したとか、離婚したとかは事実でしょう。この(2013年)9月、聞こえてきたのが王菲と李亚鹏の離婚のお話です。

あと、章子怡が有名なミュージシャンと付き合っているようだというニュースもありました。こういうのはほんとうかどうかはわかりませんが、ほんとうかもしれません。ただ、章子怡の 《非常幸运》 が9月17日から公開されたので、その宣伝であるだけかもしれません。

一番笑わせてくれたニュースが、梁朝伟が小三を妊娠させたというお話でした。小三というのは、もちろん小学校三年生という意味ではありません、小三とは、第三者の現代的な表現で、第三者ならば日本の辞書にも乗っているかと思います。

こちらは9月28日から公開されるツイ・ハークの新作 《狄仁杰之神都龙王》 に特別出演している刘嘉玲がらみの話題作りかもしれません。ツイ・ハークの映画に多くは期待できないとは思いますが、angelababyが出ているので、見られるようになったら見てみたいと思います。


ぼくは、何度か“侠客行 2002”を見始めたのですが、いずれも失敗しました。そんなわけで、気分を入れ替えて梁朝伟主演、香港TVBの

侠客行 1989

を見てみました。わあ。これ、面白い! ただし、金庸の原作とはかなりかけ離れているように思います。どれだけかけ離れているかは、原作を知らないのでよくわかりません。

1980年代、梁朝伟が香港TVBで主演した武侠ドラマはどれも傑作だと思います。そんなあたりについては、こっちの記事を見てください。

侠客行 1989 -- トニー・レオンのお笑いドラマ(周星驰とは梁朝伟の下手な猿真似である)

どこかでも書きましたが、金庸は傑作ドラマ 《射雕英雄传》 《神雕侠侣》 を書いた後、大分裂します。それが 《倚天屠龙记》 であり 《天龙八部》 であり、そしてたぶんこの 《侠客行》で あるように思います。これらの作品では、ヒーロー像とアンチヒーロー像が入り乱れます。

《侠客行》 を書いた金庸は、《笑傲江湖》 と 《鹿鼎记》 を書いて、小説を書くのをやめます。それはとても素直なことのように思えます。《笑傲江湖》 がヒーロー像の集約であり、《鹿鼎记》 がアンチヒーロー像の集約であるからです。


侠客行 2002
 《侠客行》 2002 は、今年(2013年)日本でテレビ放映されたようです。これまで〝侠客行” は日本では紹介されたことがなかったので、それはそれでとても良いことだと思います。

でもなあ、丁珰があまりにブスすぎないか?

“侠客行” は、あまり映像化されていません。原作の〝侠客行”がどんなドラマであるのか、〝侠客行 2002”がどんな物語であるのかという問題は無視して、香港TVBの 《侠客行》 1989 を振り返ってみましょう。

《侠客行》 1989 では、狗杂种(のらいぬ)は登場しません。


石清と闵柔
このドラマの主人公は、石破天(梁朝伟)ではなく石中玉(梁朝伟)です。

もちろん、パパは石清でありママは闵柔です。石清と闵柔夫婦は江湖からほぼ引退状態であり、闵柔に甘やかされて育った中玉は毎日、遊びほうけていいます。

中玉は今日も博奕を楽しんでいるのですが、そこは飛び込んできたのが、玄铁令を手にした丁珰(邓萃雯)です。中玉は丁珰を助けて丁珰と仲良しになります。

丁珰
中玉は石清と闵柔に縁のある雪山派に預けられます。あるとき、雪山派の近くのばばあが率いる一派の倪冬儿(姚正菁)と出会います。

はたまた、中玉は雪山派の掌门・白自在の孫娘・阿绣(陈家碧)に色気を出して、口説こうとするのですが、阿绣は崖に落ちてしまいます。

こうして中玉は追われる身となりますが、これを助けるのが铁珊瑚(刘淑华)と慕容白(余家伦)です。おいおい、おいおい、铁珊瑚と慕容白って誰だ?

冬儿と铁珊瑚
铁珊瑚というのは、現代武侠小説の三大宗师のひとり、梁羽生の 《白发魔女传》 に出てくる美女のようです。五毒教の教主で、イメージは 《碧血剑》 の何铁手でしょう。慕容白というのは絶世のプレイボーイなのですが、出所は不明です。

じゃあ、石破天はどうしているのかというと、いきさつはわかりませんが长乐帮の帮主になります。このときあてがわれた侍女が侍剑(郑艳丽)です。

丁珰と破天と阿绣
丁珰は破天を中玉だと誤解するのですが、破天は丁珰に恋してしまいます。破天は谢烟客のもとで修業した後、史婆婆の弟子になります。実は死んでいなかった阿绣も史婆婆の弟子なのでした。

そう。このラブストーリーの一方の軸は、丁珰を忘れられない石破天と、それでも石破天を好きになってしまった阿绣の恋物語なのです。

侍剑
当然、もう一方の軸が石中玉のラブストーリーであるわけですが、こちらは一気に 《鹿鼎记》 化していきます。そう。中玉は、丁珰と冬儿と铁珊瑚と侍剑の四人をお嫁さんにします。

なんで侍剑までお嫁さんにしてしまうのかというと、破天と間違えられた中玉は长乐帮の帮主におさまってしまい、中玉と侍剑は长乐帮からいっしょに逃げることになるからです。


この他、もちろん、贝海石、丁不三、丁不四、张三、李四、冲虚道长といった面々も登場します。

冲虚道长と言えば《笑傲江湖》における武当派の掌门ですが、この物語でもやはり武当派の掌门です。というか、金庸はこの《侠客行》に引き続き、《笑傲江湖》でも冲虚道长を再登場させるわけです。

张三、李四というのは、日本でいえば太郎と次郎みたいな、極めて典型的な名前です。たとえば、ある中国語の教科書にはこんなお話が載っています。

贝海石
张三、李四、王五三个人一起在河边一边散步一边聊天儿。张三说:“我的一个朋友游泳游得特别好,他可以在水里呆三分钟。”李四说:“我的朋友游泳游得更好,他能在水里呆六分钟。”王五说:“我的朋友游泳游得最好了,他四年以前就从这儿下去了,到现在还没上来呢。”
(张三と李四、王五の三人は、川っぺりで散歩しながらおしゃべりしていました。张三が言いました。「ぼくの友達は泳ぐのがとてもうまいんだよ。そいつは水の中に3分間もぐっていられるんだ」李四が言いました。「ぼくの友達はもっとすごいよ。6分間だよ」王五が言いました。「俺の友達が一番すごいんだな。4年前にここから飛び込んで、まだ上がってきてないんだ」)

で、こんな問題が問われます。

问:谁的朋友游泳游的最好?
(誰の友達が、泳ぐのが一番うまいですか?)


以下、金庸ものを中心とした関連記事をまとめておきます。

笑傲江湖 1984 (周润发)
鹿鼎记 1984 (梁朝伟)
倚天屠龙记 1986 (梁朝伟)
绝代双骄 1988 (梁朝伟)
侠客行 1989 (梁朝伟)
笑傲江湖 1990 (许冠杰
九一神雕侠侣 1991 (刘德华)
九二神雕侠侣之痴心情长剑 1992 (刘德华)
鹿鼎记 1992 (周星驰)
鹿鼎记Ⅱ神龙教 1992 (周星驰)
東成西就 1993 (刘镇伟)
碧血剑 1993 (元彪
正牌韦小宝之奉旨沟女 1993  (梁朝伟)
东邪西毒 1994 (王家卫)
神雕侠侣 1995 (古天乐)
笑傲江湖 2001 (李亚鹏)
射雕英雄传 2003 (李亚鹏)
神雕侠侣 2006 (黄晓明・刘亦菲)
碧血剑 2007 黄圣依
射雕英雄传 2008 (胡歌)
新笑傲江湖 2013 (霍建华陈乔恩

侠客行 1989 -- トニー・レオンのお笑いドラマ(周星驰とは梁朝伟の下手な猿真似である)


鹿鼎记 1984
80年代はじめにデビューした梁朝伟(トニー・レオン)は、80年代は主にテレビドラマで活躍します。

たぶん 《侠客行》 1989 が最後のテレビドラマで、以降は世界の映画スターの道を歩みます。

梁朝伟の80年代香港TVBの主なテレビドラマはこんな感じです。()内は、百度百科に書かれている注釈とか評価です。

英雄出少年 1982 (デビュー作)
天降财神 1983 (出世作)
鹿鼎记 1984 (经典代表作)
新扎师兄 1984 (经典代表作)
倚天屠龙记 1986 (经典代表作)
绝代双骄 1988 (经典代表作)
侠客行 1989 (经典代表作)

倚天屠龙记 1986
このブログでは、百度百科が经典代表作と評価している古装戏である

鹿鼎记 1984 (金庸)
倚天屠龙记 1986 (金庸)
绝代双骄 1988 (古龙)
侠客行 1989 (金庸)

を見ています。もちろん、永遠の大傑作こそは 《鹿鼎记》 1984 なのですが、ほかの3つもとてもすてきなお笑いドラマです。

誰もが知る梁朝伟は二枚目ヒーローなわけですが、80年代テレビドラマにおける梁朝伟はお笑いスターでもあったわけです。

梁朝伟が王家卫と関わりつつも、二枚目ヒーローな映画スターとなった後、お笑いものをやっていないのかというとそういうわけでもありません。

绝代双骄 1988
このブログでは、梁朝伟のお笑い映画として

東成西就 1993
正牌韦小宝之奉旨沟女 1993
超时空要爱 1998

を見ていますが、他にもあることでしょう。

《東成西就》 が映画史上の大傑作であることは言うまでもないでしょう。《正牌韦小宝之奉旨沟女》 では、我らが韦小宝は当時のロシアの最新技術をもって、現代にタイムトリップしています。また 《超时空要爱》 では梁朝伟ご一行様は、三国時代にタイムスリップしたのでした。


侠客行 1989
梁朝伟が 《侠客行》 でお笑いスターを卒業するのとほぼ同時に、お笑いスターとして君臨するのが周星驰です。

梁朝伟と周星驰はもともとのお友達であり、周星驰が梁朝伟を誘って、いっしょに香港TVBに入ったのは有名なお話だと思います。

こうして80年代の梁朝伟のお笑いテレビドラマを見て、今さら周星驰の90年代のお笑い映画を見ると、周星驰のお笑い演技とは梁朝伟のお下品な猿まねであることがよくわかります。

ぼくたちは、愛にだまされてしまうことにくれぐれも注意しなければなりません。とりわけ 《少林足球》 こそは、周星驰の化けの皮がすべてはがれた最低の映画でした。

周星驰にだまされているのは日本人だけではなく、もちろん多くの中国人もそうです。今年の春节、周星驰ひさびさの新作 《西游・降魔篇》 が公開され大ヒットしました。

东成西就 1993
これって中国人全部が集団催眠術にかかっているようにしか思えません。だって、見た人はわかると思いますが、どこが面白いのか、ぼくにはまるでわかりませんでした。

特につまらない中国映画を配給するのがお得意な日本の映画配給会社さえ、これを日本で上映する勇気はないようです。

もちろん、すべての中国人が集団催眠術にかかっているわけではなく、冷静にこの映画がとんでもなくつまらないと思っている個人だってたくさんいます。



正牌韦小宝之奉旨沟女 1993
話を梁朝伟のお笑いテレビドラマに戻しましょう。

梁朝伟はぶっ飛ばされようが、発情しようが、怒鳴り散らそうが、はにかもうが、いつだってお上品です。

もっとも特徴的な動作のひとつが、実によくぶっ倒れることです。なんでぶっ倒れるのかというと、いずれのドラマにおいても武功に真剣に取り組もうとしないからです。

もうひとつの特徴的な動作が、怒鳴りまくりsyばりまくることです。これは危険から見を守るため、とにかく口八丁でなんとかその場をしのごうとするからです。しのげなかった場合にはぶっ飛ばされます。

食い方が汚いのも大きな特徴と言っていいでしょう。ごはんを撒き散らしながら、馒头を食いちぎりながら大騒ぎをします。

また、お行儀も大変よくありません。椅子に座ると、たいていは一方の脚も椅子の上に乗せて片膝を立てて、相手を見下したような態度を取ります。

超时空要爱 1998
行動は軽薄なのですが、悪巧みには長けています。困ったときの顔は、この人でなければできない顔でしょう。しかし、困った顔をしながらも次の手を考えていて、それが通用するときもあれば、通用しないこともあります。

趣味は博打と女の子で、とにかく女の子によくもてます。もてはするのですが、しっとりロマンチックな恋には発展せずに、じゃじゃ馬女たちをなんだかんだてなづけていきます。

これらのイメージは、もちろん 《鹿鼎记》 由来のものであり、《鹿鼎记》 が80年代の梁朝伟のお笑いドラマをすべて方向づけたというわけです。

周星驰だと、こういうわけにはいきません。周星驰だって韦小宝を演じたことはあるわけですが、虎の帽子をかぶるとか、身振りがやたらでかくなったりとか、極端なセリフとか、サングラスをかけるとか、そういうのが必要になってしまいます。

そういえば全部は見ていないのですが、 《鹿鼎记》  2008  の黄晓明もサングラスに頼っていたように思います。


もし、機会があれば80年代にトニー・レオンが展開したお笑い古装ドラマを、ぜひ見ていただきたいと思います。

周星驰の映画というのは何本かを除いてもはや鮮度を保っていないわけですが、梁朝伟のお笑いドラマは今でもとても新鮮なことがよくわかるはずです。

また、日本で紹介されてきた香港映画情報、あるいは大陸や台湾の映画情報がいかにねじ曲げられたものだったかということも、よくわかります。


以下、金庸ものを中心とした関連記事をまとめておきます。

笑傲江湖 1984 (周润发)
鹿鼎记 1984 (梁朝伟)
倚天屠龙记 1986 (梁朝伟)
绝代双骄 1988 (梁朝伟)
侠客行 1989 (梁朝伟)
笑傲江湖 1990许冠杰
九一神雕侠侣 1991 (刘德华)
九二神雕侠侣之痴心情长剑 1992 (刘德华)
鹿鼎记 1992 (周星驰)
鹿鼎记Ⅱ神龙教 1992 (周星驰)
東成西就 1993 (刘镇伟)
碧血剑 1993元彪
正牌韦小宝之奉旨沟女 1993  (梁朝伟)
东邪西毒 1994 (王家卫)
神雕侠侣 1995 (古天乐)
笑傲江湖 2001 (李亚鹏)
射雕英雄传 2003 (李亚鹏)
神雕侠侣 2006 (黄晓明・刘亦菲)
碧血剑 2007 黄圣依
射雕英雄传 2008 (胡歌)
新笑傲江湖 2013霍建华陈乔恩

2013年9月11日水曜日

绝代双骄 1988 -- 古龙+トニー・レオン



中国の新派武侠小说を興したのが梁羽生(广西)と金庸(香港)であり、それに続くのが古龙(香港、のちに台湾に移住)だそうです。この3人をあわせて中国武侠小说三大宗师と呼ぶそうです。

そう言われても何が新しいのか、ぼくにはさっぱりわかりません。古龙の同名小説を原作とする香港TVBのドラが

绝代双骄 1988

です。この小説も何度も映画やドラマになっているわけですが、1988版テレビドラマの主演は梁朝伟(トニー・レオン)です。

どれだけ原作とかけ離れているのかはわかりません。しかし、金庸ドラマって何てリアリズムなんだろうと思ってしまいたくなるほどの荒唐無稽さです。古龙の小説は、歴史や歴史上の人物とは無縁なのだそうです。

たとえば王家卫は、古龙についてこんなことを言っています。

因为他(古龙)是一个流氓,有才气的流氓。所以我拍的时候会想,要是古龙去写这场戏他会怎么去写啊?我喜欢反差嘛,就试着用古龙的口吻来讲金庸的故事。(古龙は無頼派であり、とりわけ才能のある無頼漢なんだ。俺は、古龙だったらこのシーンをどんなふうに書くだろうかと思いながら映画を撮っているんだ。俺はコントラストを強調するのが好きだろ。だから古龙の口っぷりで金庸の物語を語るんだ)


ざっと、物語を振り返ってみましょう。

移花宫の宫主・邀月(陈美琪)は命を救った江枫に恋してしまいます。しかし、江枫は花月奴と恋に落ち、二人は駆け落ちします。このとき、月奴は身ごもっています。

江枫と花月奴は追手を逃れ、隠れ家で日々を過ごしているのですが、ここも移花宫に知られてしています。江枫と花月奴は、再び逃亡しなければなりません。このとき、二人に手を貸すのが使用人の江琴(杨泽霖)です。

3人は小さな旅籠にたどりつき、そこで月奴は双子を産みます。ここに移花宫主・邀月と移花宫の大臣・魏无牙(黄允财)が乗り込んできます。しかし、江琴に毒を盛られた江枫と月奴は息絶えてしまいます。

邀月と魏无牙は、この双子を別々に育てて、ついには二人を殺し合わせようという悪巧みを思いつきます。一人は邀月が育て、もう一人は江枫の親友であり江湖きっての達人である燕南天に託します。

実は、この事態を喜んだのが魏无牙なのでした。彼は、ずっと邀月に恋していたからです。魏无牙は邀月に言い寄るのですが、邀月に殺されてしまいます。

魏无牙の策略で双子の一人・小鱼儿の面倒を見ることになった燕南天は、恶人谷にたどりつきます。ところが燕南天(岳华)は、ここの悪人である屠娇娇(吴丽珠)、李大嘴(谭一清)、哈哈儿(黄天铎)に騙されて廃人にされてしまいます。

恶人谷にはもう一人、万春流(孙季卿)という、偏屈というか、武侠ものではおなじみというか、中国の歴史や小説においておなじみというか、そんな医者がいます。こいつは、致命的な損傷を負いながらも息絶えない燕南天を復活させようとします。

屠娇娇、李大嘴、哈哈儿に、史上最大の悪人になるべく育てられた小鱼儿(梁朝伟)は、悪知恵のはたらく少年というか青年に成長します。

一方、邀月に育てられた一人は花无缺(吴岱融)と名付けられ、お行儀がよく、しかも武功に長けた青年に成長します。でも、邀月には絶対服従です。

たまたま恶人谷の連中は、燕南天の隠し財宝の在り処が書かれた地図を手に入れます。万春流は小鱼儿に彼の出生の秘密を教え、彼を燕南天の隠し財宝探しと両親の报仇の旅に出します。

同じ頃、移花宫の邀月も无缺を燕南天の隠し財宝探しの旅に出します。もちろん、恶人谷の連中に地図を手に入れさせたのも、邀月の陰謀です。

苗族のお祭りに紛れ込んでしまった小鱼儿は、苗族の風習など知るわけもないので、苗族の娘と結婚するはめになってしまいます。

小鱼儿は苗族ご一行様から苦れるため、美女が乗っている馬を奪って逃げます。この美女が铁心兰(黎美娴)で、铁心兰を追っている美女が车月国のプリンセス、张菁(刘美娟)です。

铁心兰がなんで江湖をさすらっているのかというと、パパである车月国の国防大臣・铁战(吴孟达)が無実の罪で捕えられ、パパを燕南天に助けてもらうために、燕南天を探しているのです。

小鱼儿と铁心兰は张菁ご一行様から逃げるのですが、とうとう捕まってしまいます。しかし、移花宫に属しもしないのに移花宫の武功を使う謎の女性に助けられます。これが苏樱(谢宁)です。

実は魏无牙は死んではいなかったのです。ただし、車椅子生活ではあります。魏无牙の養女が苏樱で、だから苏樱は移花宫の武功を使えるのでした。


以上で、主だった登場人物は出揃いました。このメンバー以外で物語に大きく関わるのは、江琴の息子・江玉郎(关礼杰)でしょうか。あと、割とあっさり目に殺されてしまうのですが若き吴君如も出ています。このおばさんは、若い頃からおばさんなのです。

さあ、小鱼儿と无缺はどんな決戦が待っているのか--というわけではありますが、梁朝伟は例によって武功に取り組むつもりはまったくありません。

そうなのですがモテモテなのは、例によってモテモテなのは梁朝伟であり、良い子の花无缺のほうは花公子という名前に反してあまりもてません。

そう。このドラマの見どころは例によって、梁朝伟と女どもの漫才みたいなかけあいです。特に梁朝伟に惚れてしまった苏樱が、あの手この手をつくして口説うとする姿は、涙なくしては笑えません。


梁朝伟は1980年代には、主に香港TVBのテレビドラマで活躍したように思います。この 《绝代双骄》 1988 の後、彼は金庸原作の 《侠客行》 に出て、たぶん、これが梁朝伟の最後のテレビドラマです。

梁朝伟はそれ以降、映画で二枚目ヒーローとして活躍します。これに呼応するかのように、お笑い映画のヒーローになるのが周星驰です。日本でも、梁朝伟と周星驰が幼なじみであることは有名だと思います。

梁朝伟のお笑いドラマについては、当時の日本における香港映画紹介において、ごっそりと抜け落ちているように思います。そのへんの事情は

《侠客行》 1989

で、まとめようと思います。

このブログで紹介した梁朝伟のお笑いテレビドラマ、あるいはお笑い映画はこんなところです。

鹿鼎记 1984 -- 永遠の傑作お笑いドラマ
倚天屠龙记 1986 梁朝伟版 -- 分裂と収束
绝代双骄 1988 -- 古龙+トニー・レオン
東成西就(大英雄) 1993 - つらい時に見てね!
正牌韦小宝之奉旨沟女 1993
超时空要爱 1998

どんな映画やドラマでも、たとえ言葉がわからんくても吹き替えじゃないのを見たいものですが、特に梁朝伟ものは吹き替え版だとお笑いが半減してしまいます。この人のしゃべりは素敵なのです。

たいして中国語のできないぼくたちは、吹き替え版だってたいして理解できないわけですが、それでも梁朝伟ものは粤语版を見るべきように思います。

1988 絕代雙驕 HK Trailer 預告

2013年7月28日日曜日

天天有喜 2013 |陈浩民のお笑い妖怪ファンタジー



去年の今頃(2012年7月-8月)は上海唐人电影制作、胡歌主演の 《轩辕剑》 が話題になっていました。

今年(2013年)、上海唐人电影は胡歌+刘诗诗の 《大漠谣》 と刘诗诗の 《步步惊情(步步惊心2)》 を放映するはずなのに、どちらもとんと音沙汰は聞こえてきません。その代わり(でもないのでしょうが)この夏、人気絶好調なのがこのドラマです。

天天有喜 2013

90集という長丁場なのですが、第1集だけ(あるいは第1集と第2集だけ)見れば、このドラマが、前世は武财神(お金の神様)である貧しい樵の青年と、狐妖(キツネの妖怪)大王の末娘・八妹のお笑い恋物語であることは展望できてしまいます。

全90集(くらい?)のうち、現在(2013年7月27日)65集まで放映され、ぼくは30集くらいまで見ました。お楽しみなドラマは、アーカイブに追いついてしまうと欲求不満になってしまうのですが、その心配もなさそうです。

もうしばらくは、このドラマを見ながら、毎晩笑っていたいと思います。


主演男優は香港の陈浩民です。1997年に香港は中国に返還されます。そのちょっと前あたりから、香港で有名になってきた若手スターに古天乐と陈浩民がいます。

古天乐は、香港TVBの 《神雕侠侣》 1995 で大爆発します。この  《神雕侠侣》 は、今でもネットにおけるテレビドラマの視聴率ランキングの上位に登場します。

陈浩民が紅くなるのが、やはり香港TVBの 《天龙八部》 1997 です。このドラマも、今でも人気があります。乔峰を演じるのが黄日华で、陈浩民は段誉です。

古天乐はその後、活躍の場を映画にしていきます。陈浩民はどうしたのかというと、彼はテレビドラマを活躍の場の中心にし続けます。ちょっと振り返ってみましょう。

香港返還後、香港映画が苦悩するなか、香港のお笑いテレビドラマはけっこう元気です。

1996年(または1997年)から1998年にかけて 《西游记(齐天大圣)》 が作られます。Part1は张卫健が孙悟空ですが、Part2では陈浩民が孙悟空です。

陈浩民は 《封神榜》 2001 では、哪吒を演じています。哪吒は 《西游记》 でも活躍するわんぱく少年神です。《西游记》 も 《封神榜》 も単なる〝志怪(妖怪+亡霊)”ものではないわけですが、妖怪はたくさん出てきます。

陈浩民は、《搜神记》 あるいは 《聊斋志异》 といった本来の〝志怪”ものドラマにも出ています。

(《西游记》、《封神榜》、《聊斋志异》、哪吒などについては、一番下に関連記事をまとめておきました)

最近、陈浩民が主演して人気になったドラマが

活佛济公 第一季 2010
活佛济公 第二季 2011
活佛济公 第三季 2012

です。きちんとは見ていませんが 《西游记》 の変形版みたいなドラマです。というか济公というのは、〝志怪”ものにおける有名なキャラクタです。

つまり、陈浩民とは、簡単に言うとお笑い妖怪ドラマのヒーローなのです。


1969年生まれの陈浩民は、もう45歳くらいです。とはいえ、今でも妖怪ドラマにおける青年ヒーローというか少年ヒーローとして、若い女妖怪どもとワーワーキャーキャー騒いでいるわけです。

わがままなお嬢様と貧乏な青年のお笑い恋物語は珍しくないというか、典型的なパターンの1つなわけですが、このドラマのお嬢様はいかにも90后ふうなところが、ぼくたちをさらに笑わせてくれます。

キツネの妖怪というと、ついつい人間に悪さをする邪悪な存在と思いがちですが、このドラマのキツネたちのなんとかわいいことでしょう。キツネ大王のパパの立派な態度に、ぼくたちは涙を流してしまうこともあるでしょう。

中国の妖怪物語において、妖怪や鬼(亡霊)は常に邪悪な存在なのかというと、そういうわけではありません。映画 《倩女幽魂(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー)》 は悲劇ではありました。

《倩女幽魂》
でも、原作である蒲松龄の 《聊斋志异(聊斎志異)》 の中の“聶小倩”では、宁采臣と聂小倩はめでたく結ばれ、生まれた子供はとても出来がよく、宁采臣はさらにお妾さんまでもらうのです。

さあ、このドラマにはどんな大結局が待っているのでしょうか。

なお、あまりにお馬鹿なドラマのためか、中国語のうまくないぼくたちにも、とてもわかりやすいのがうれしいです。中国語を知らない人でも、字幕を見れば楽しめるように思います。

[天天有喜]主题曲《两颗心一起飞》 搞笑MV揭秘减压神剧


独家:《天天有喜》片尾曲《为了爱》MV


穆婷婷-望爱(天天有喜 插曲)


天天有喜 人物篇預告片


関連記事

天天有喜 2013 -- 《仙剑3》 を受け継ぐ大人気お笑い妖怪ファンタジー
天天有喜 2013 -- 誕生! 90后のヒロイン像
天天有喜 2013 -- キャラクタであらすじ

             ■

聊斋志异と志怪ドラマ
画皮 2008 -- 周迅 ・ 赵薇 vs 孙俪
画皮Ⅱ 2012 -- 杨幂、愛を理解する
封神榜1 《封神演义》
封神榜2 テレビドラマ 《封神榜》 2006 2009

齐天大圣孙悟空 2002 -- お笑い西遊記
大闹天宫 2012 3D版 -- 孫悟空 vs スサノオ
哪吒闹海 1979 - わんぱくナーザの竜王退治
十万个冷笑话 哪吒篇

倩女幽魂 1987 -- 永遠のジョイ・ウォン
倩女幽魂(チャイニーズゴーストストーリー) 2011
青蛇 1993 -- 白蛇=王祖贤・青蛇=张曼玉
白蛇伝説 2011 - ジェット・リー+黄圣依

天天有喜 2013 -- 誕生! 90后のヒロイン像



ぼくたちを一番わくわくどきどきさせてくれた中国のテレビドラマは、やっぱり 《仙三》 だと思います。

でも、《仙一》 の刘亦菲も 《仙三》 の杨幂も偉くなってしまったため、上海唐人というか胡歌は、去年(2012年)の 《轩辕剑》 で刘诗诗をヒロインに起用して大失敗します。

《仙剑奇侠传3》
このブログでは何度か書いたことですが、現代中国における世界構造はこうなっています。



人|妖|鬼


《仙三》 は、ぼくたちをこれらのあちこちの世界に連れていってくれました。《轩辕剑》 は、刘诗诗がヒロインというだけで失敗はあまりにも明らかでした。刘诗诗は、ぼくたちをわくわくどきどきの世界へは連れていってくれませんでした。


刘诗诗は、ブスで演技も下手です。一部の男たちには、それがとても身近に感じるのでしょう。彼らは、刘诗诗の熱狂的なファンです。また、一般的なおばさんたちにとって、刘诗诗がブスであるということにとても安心できるはずです。

これが、刘诗诗がそれなりに人気がある理由だと思います。

《仙三》 のヒロイン杨幂は、今や中国のトップ女優です。ところが、中国の男の子たちは、けっこう杨幂が嫌いです。それは、もし杨幂が目の前にいたら、あまりにもヤな女であることがあまりにも明らかだからでしょう。

じゃあ、いったい誰が杨幂を支持しているのかというと、もちろんほとんどは男どもなのでしょう。中国の女の子で、積極的に杨幂が好きだという人はめったにいません。

ただし、それなりに都会っ子で、それなりに容姿に自信のある女の子であれば、杨幂ファンであることも可能なのです。この夏、ついに杨幂の映画にヒット作が生まれました。若い作家のベストセラー小説を映画化した 《小时代》 です。

都会の洗練された女の子の恋物語が好きで、その象徴が杨幂だとすれば、そんな恋物語や杨幂が好きな女の子は、必ずやこう言います。“刘诗诗なんて大っ嫌い!”


この夏大ヒットした映画が 《小时代》 ならば、とっても大人気になったテレビドラマが

天天有喜 2013

です。主には妖界の話なのですが、それでも



人|妖|鬼


のあちこちに、連れていってくれます。

ヒロインは妖界を統括するキツネ大王の末娘・九妹です。キツネ大王には9人の娘がいるわけで、九妹のおねえさんたちは誰もが九妹を九妹と呼びます。

ただし、それ以外は自分の立場によって呼び方は異なります。九妹にとって八姐は八姐ですが、二姐から見れば八妹ということになります。

7姐・9妹・8姐
9妹とともに活躍するのは8姉と2姉で、常に9妹と対立するのか7姉です。2姉を退けておくと、このドラマは7姉+8姉+9妹の物語ということになります。そして、こう考えていいように思います。9妹は90後、8姉は80後、7姉は70後を代表する。

性格が暗く頭が固くてお金儲けが好きなのが70後、改革開放後の文化と個人を創造したのが80後、「自分とは何か」と問うことなく奔放に生きるのが90後--簡単に言うとそんな感じだと思います。


実にわがままで奔放な9妹を演じているのは、穆婷婷という女の子です。年齢は明らかではありませんが、80後の最後のほうの生まれでしょう。昨年(2012年)には新人賞(第四届新锐艺术人物颁奖盛典)も獲得しているそうです。

赵薇が監督した 《致青春》 で新しい青春像を描くのに失敗し、杨幂が 《小时代》 で新しいヒロインの創造に失敗し--ているように思います。まだ、きちんと見ていませんが……。

小时代
もちろん 《青春期》 シリーズだって、90后後のヒロイン像の創出には、完全に失敗しているわけです。

しかし、穆婷婷は90後の典型的なヒロインをこのドラマで創造したように思います。決して美人ではないのですが、人懐っこい愛嬌があります。

穆婷婷はデビューした頃、陈浩民の 《活佛济公2》 に出ています。そして、来年には再び陈浩民とコンビを組む 《新活佛济公》 が放映される予定です。

天天有喜 人物篇預告片


独家《刘海戏金蝉》横店"热"拍 陈浩明晒伤归亚蕾中暑


関連記事

天天有喜 2013 -- 《仙剑3》 を受け継ぐ大人気お笑い妖怪ファンタジー
天天有喜 2013 -- 誕生! 90后のヒロイン像
天天有喜 2013 -- キャラクタであらすじ

             ■

聊斋志异と志怪ドラマ
画皮 2008 -- 周迅 ・ 赵薇 vs 孙俪
画皮Ⅱ 2012 -- 杨幂、愛を理解する
封神榜1 《封神演义》
封神榜2 テレビドラマ 《封神榜》 2006 2009

齐天大圣孙悟空 2002 -- お笑い西遊記
大闹天宫 2012 3D版 -- 孫悟空 vs スサノオ
哪吒闹海 1979 - わんぱくナーザの竜王退治
十万个冷笑话 哪吒篇

倩女幽魂 1987 -- 永遠のジョイ・ウォン
倩女幽魂(チャイニーズゴーストストーリー) 2011
青蛇 1993 -- 白蛇=王祖贤・青蛇=张曼玉
白蛇伝説 2011 - ジェット・リー+黄圣依