2012年7月17日火曜日

鸿门宴 2011 -- 虞美人・刘亦菲(+天龍八部)



ぼくは、孙俪スン・リー)が出ているというだけで、《关云长》という映画を見なければなりませんでした。そういうのと同じ理由で見なければならなかったのが

鸿门宴(传奇)》 2011

です。だって、刘亦菲が出ているからです。

ぼくはいつも、刘备劉備)-关羽関羽)と刘邦劉邦)-项羽項羽)が、どっちがどっちだったか、誰が誰だったかわからなくなってしまいます。だって、なんとなく名前が似ているからです。

《关云长》は刘备-关羽などにまつわる物語で、つまりはいわゆる三国志関連のお話だったのですが、《鸿门宴》は、刘邦-项羽についてのお話のほうで、つまりは、戦国時代の混乱を制した秦がはやばやと崩壊した後、漢帝国ができる過程を描く物語です。

中国の歴史には、大混乱の時代があって、その後に大帝国の時代がくるという法則があります。しかも、大混乱の時代を整理する帝国はあっさりと滅びてしまい(秦・隋・民国)、その後にさらなる大帝国ができあがり、その大帝国は300年生きながらえます。

刘亦菲は、もちろん虞姬虞美人)を担当しています。

最近(2012年7月)、刘亦菲の出演する《四大名捕》という映画が公開されたはずですが、期待はしないで、そのうち見てみようと思います。

ところで、刘亦菲がどんなお家に住んでいるかというと、上の写真のようなお家です。
なんと、5000平米の豪宅だそうです。

秦の始皇帝は、儒教を禁止して、いわゆる焚書坑儒を実行します。ぼくはつくづく思うのですが、秦の儒教禁止とローマ帝国のキリスト教禁止が成功していれば、どれほど現在が幸せであることでしょうか。

この映画の鸿门宴鴻門の会)では、金庸 《天龙八部》 の囲碁のシーンが盗用されています。天龙八部》では、足の指が何本あるかということが問題だったわけですが、こちらでは手の指の本数が問題となります。

もちろん、刘亦菲はテレビドラマ《天龙八部》 2003 に出ています。天龙八部》 は、刘亦菲のほとんどデビュー作のように思います。 

この映画について語っておかなければならないのは、项羽を演じた冯绍峰でしょう。歴史的には、無茶苦茶強くて、無茶苦茶残虐で、無茶苦茶頭の弱い项羽を、よく演じていたと思います。

《鸿门宴》发终极预告片

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