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1980年代、香港TVBが作った金庸ドラマはこんな感じです。
天龙八部 1982(汤镇业+梁家仁+黄日华)
射雕英雄传 1983(黄日华)
神雕侠侣 1983(刘德华)
笑傲江湖 1984(周润发)
鹿鼎记 1984(梁朝伟+刘德华)
倚天屠龙记 1986(梁朝伟)
侠客行 1989(梁朝伟)
一番似合ってなさそうなのが、周润发(チョウ・ユンファ)の令狐冲のように思えます。怖いものみたさみたいな感じで
笑傲江湖 1984
を見始めてしまいました。
やっぱり、お気軽な令狐冲を演じるには、周润发は重すぎます。とはいえ 《笑傲江湖》 は 《笑傲江湖》 なわけで、それなりにつまらなくはないので最後まで見ちゃいました。
日本人にとってなじみのあるCCTV版 《笑傲江湖》 2001 は、出来のよいドラマだったと思います。ただ、いくつか「え? なんでそうなるの」みたいな不可解な展開もありました。
この 《笑傲江湖》 1984 を見ていると、 《笑傲江湖》 2001 で不可解だったところのいくつかが理解できました。原作小説を読んでいる人には、特に謎ではないのでしょうが、ぼくは金庸の小説を読んだことはありません。
このブログでは、これまでこんな 《笑傲江湖》 を見てきました。
笑傲江湖 1990 -- 金庸映画観賞講座
笑傲江湖之东方不败(女神伝説の章) 1992
笑傲江湖 2001 -- 令狐冲と任盈盈の行方
东方不败と令狐冲の恋だって!?|笑傲江湖 2013
东方不败 |
笑傲江湖之东方不败(女神伝説の章) 1992
で林青霞が东方不败を演じて以降、主に美女が东方不败を演じることになってしまったわけです。《笑傲江湖》 2001 は美女が演じたわけではありませんでしたが、わりといい雰囲気だったと思います。
さて、大きな問題は、今年放映された于正版の 《新笑傲江湖》 2013 が日本で放映されるかどうかということでしょう。
日本では、昨年(2012年)は 《步步惊心》 が放映され、そこそこ話題になったようです。今(2013年7月) 《甄嬛传》 が放映中で、けっこう評判にはなっているようです。
《步步惊心》 と 《甄嬛传》 は、まさにおばちゃま向けドラマなわけです。《步步惊心》 は刘诗诗があまりにブスなのと、あまりに演技がどんくさいのでどうでもいいのですが、《甄嬛传》 の日本での放映はとても良かったと思います。
孙俪が出演した映画はそこそこ公開されているようですが、どれもろくでもない作品ばかりでした。《甄嬛传》 の放映で、“これが孙俪なのだ!” というのを日本に見せつけることができたからです。
《新笑傲江湖》 2013 だって、おばちゃま向けといえばおばちゃま向けと言えるようには思います。ただし、もともとの 《笑傲江湖》 がどんな物語なのかを知っていないと面白くありません。
ならば大嘘こいて、“チョウ・ユンファ--幻のカンフー大作ドラマ”とか銘打って、まずこの 《笑傲江湖》 1984 を放映して、それから 《新笑傲江湖》 2013 を放映するというのはどうでしょうか。
1984[笑傲江湖]片头
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