2013年1月6日日曜日

人在囧途 2010|人は古き時代に生きている




いま日本は、お正月です(2013年1月6日)。お正月映画を見て、思い切り笑いたいと思います。

人在囧途 2010

この映画は、お正月映画として公開されたわけではなく、2010年6月4日に公開され、大作を押しのけてヒットした映画です。2012年12月12日には 《人在囧途》 のPART2みたいなお正月映画が公開されました。その映画

人再囧途之泰囧 2012

は、史上第二位の前売り券発売記録を打ち立てたそうです。

《人在囧途》 は、都会でおもちゃ会社を経営している社長(老板)が “过年回家(お正月の帰省)” のため长沙に向かい、倒産してしまったハッピー牛乳で働いていた牛蛋は債権取立てのため长沙に向かうロードムービーです。

二人は、长沙行きの飛行機で席が隣り合うのですが、天候悪化のため、飛行機は飛びません。老板は、仕方なしに列車で长沙に向かうのですが、またしても牛蛋に出会います。ところが列車も止まってしまい、彼らはバスで长沙に向かおうとしますが……。

タイトルにある “囧” という漢字は、jiǒngと読みます。orz というのがあって、失意体前屈と呼ばれるアスキーアートのひとつで、_| ̄|○ に由来するそうです。意味としては、「がっかり」「がっくり」ということのようです。で、中国のネットで、orz に相当する意味の顔文字として使われるのが “”  です。

タイトルの “人在囧途” とは、 “道中困り果て” といったような意味になると思います。東京国際映画祭 2010 東京・中国映画週間では、《帰省男、辛いよ》 というタイトルで上映されたそうです。

ことごとく行く手をはばまれる老板と牛蛋は、そのたびにディープなというか、いまだ古き時代に生きている人々と出会い、とんでもない騒動が繰り広げられます。

ついにはこの二人が、《东成西就大英雄)》 のテーマ曲に乗って登場するところを楽しみましょう。なんで 《东成西就》 なのかという疑問もわくことと思いますが、この映画が公開された翌年には 《东成西就 2011》 の公開が予定されていたのです。

《人在囧途》預告片.flv

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