▼
ぼくたちは 《古剑奇谭》 というドラマに、ついうっかり 《仙剑三》 のテーストを求めてしまっていたように思います。
(2014年)7月2日の放映開始が近づくに連れ、《古剑奇谭》 に関するあれこれのニュースや映像が出てきました。そういうのを見ていると “あ。これは 《仙剑三》 ではない!” そんなふうに思えてきました。
《仙剑三》 は、圧倒的なスピード感というか、めくるめく感を楽しめました。この 《古剑奇谭》 には、そういう要素はあまりありません。物語はたらっとしたスピードで、のんきに進んでいきます。
本日(2014年9月7日)の百度风云榜のテレビドラマ部門では、他を圧倒的に引き離してトップです。ただし、《古剑奇谭》 が常に独走していたのかというとそういうわけ
ではありません。
あまりにのんびりムードなので、これまでけっこう他のドラマに首位を奪われていました。でも、だらだら見るぶんにはつまらなくはないので、みんなもだらだら見ていたように思います。
現在、ダントツのトップであるのは、他にめぼしいドラマがないことが大きな理由です。また、第40集まで放送が終わって(全50集)クライマックスに向けて、あれこれの
謎が明らかになりつつあるからです。
■
ぼくたちは、すでに
古剑奇谭 2014|杨幂、古装に帰ってくる!
で、このドラマの予習をしています。誰がどんなキャラクタなのか、読んでもさっぱりわからなかったわけですが、ドラマが進むにつれあれこれの役割がだんだんとわかってきます。
そんなわけでぼくたちは、このドラマの本当の悪役が誰なのか、その詳細はわからないものの、ともかく知っているわけです。
それが誰なのかわからないまま物語は進み、ついにはそれが明らかになるのが、中盤のクライマックス(未删减版)第34集だったか第35集です。
この迷宮冒険譚は、細かいことは別にして、それなりに楽しめばいいでしょう。屠苏と兰生の会話とか、けっこう笑えるとことかあります。
迷宮と言えば、アリアドネとテセウスの愛情物語であり、それにちょっかいを出すディオニュソスです。さあ、いよいよ 《古剑奇谭》 におけるディオニュソスは、誰にどんなちょっかいを出していくのでしょうか。
■
古剑奇谭 2014|杨幂、古装に帰ってくる!
では紹介されいない、あれこれのキャラクタも登場します。何人か紹介しておきましょう。
たとえば、雷严が青玉坛の親玉です。第35集(あるいは第34集)のクライマックスでは、この雷严との戦いを中心に描かれます。単純な悪役なので、とてもわかりやすいと思います。
あと、少恭の面倒をあれこれ見ているのが桐姨です。少恭と桐姨の関係はまだ語られてはいませんが、なんだか怪しそうです。
桐姨は顔を見られないようにするため鉄仮面をかぶっています。桐姨が誰なのか、明らかになる時を楽しみにしておきたいと思います。
あと 《古剑奇谭 2014|杨幂、古装に帰ってくる!》 で間違っていたのが瑾娘でした。妓楼の女将(老板娘)は瑾娘ではありませんした。占い師である瑾娘は、今のところ行方不明です、
■
このドラマで最も得をしたのが誰かというと、狐の妖怪である襄铃を演じる郑爽と、少恭の友達であり両家のおぼっちゃまの書生である方兰生を演じる马天宇です。
みんながみんな一途な登場人物の中にあって、襄铃と兰生がこのドラマにお笑いを提供してくれるからです。特に郑爽(襄铃)は、このドラマでやっとこさ代表作ができた
と言っていいでしょう。
90后である郑爽は、《太平公主秘史》 2012 では主演まで演じたのですが(きちんと見てはいませんが)なんだかなー …… という感じでした。
映画を作るのは監督だという意味では 《画皮》 の正当なる続編 《画壁》 での彼女も、監督のくせもあって、とても中途半端でした。
“襄铃襄铃” という名前(文字)を見て、ぼくたちは何を思い出すべきでしょうか。もちろん、《神雕侠侣》 の “郭襄” です。もちろん、《神雕侠侣》 2006 で襄儿を演じたのは杨幂です。
郑爽は、もちろんあれこれの活動が予定されているわけですが、なかでも注目は 《天天有喜2》 でしょう。昨年(2013年)の最もチャーミングなドラマが、キツネ一家の物語である 《天天有喜》 でした。
さあ。郑爽はどんなキツネとして 《天天有喜》 に殴り込んでくるのでしょうか。ならば狐妖郑爽には、いつかは 《封神榜》 の妲己を演じてほしいものです。
李易峰-劍傷MV [Official Music Video]
郁可唯《古剑奇谭》主题曲《远方》完整版
剑心~张杰《古剑奇谭》独家
0 件のコメント:
コメントを投稿