2015年11月7日土曜日

花千骨 2015|ぼくたちを大笑いさせてくれた素敵な登場人物たち



とにもかくにも、今年(2015年)ぼくたちを大笑いさせてくれた大陸のドラマは

花千骨 2015

です。この記事では、《花千骨》 を彩ってくれたあれこれの登場人物たちを紹介します。

《花千骨》 とはそもそもなんなのか? なんで 《花千骨》 を見て大笑いできるのか? 六界ってなに? 中国の少女たちは 《花千骨》 にどう対応したのか? などについては、こっちの記事を見てください。

花千骨 2015|舞台は 《仙剑三》、物語は金庸の良いとこ取り


花千骨赵丽颖

原作小説のタイトルが示すように、花千骨が 《花千骨》 の主人公でありヒロインです。原作では最後の神様が花千骨なのだそうですが、ドラマでは女娲の后人(子孫)になっています。彼女の魂が新生児のなかに入り込み、花千骨が生まれます。

このときたまたま居合わせたのが蜀山派の清虚道长で、パパにこの子が大きくなったら蜀山派に修業に来なさいと言います。

花千骨が生まれたときママは死んでしまったので、彼女は小さな村でパパと二人で暮らしています。でも、“呪われた存在”、“村に厄災をもたらす存在” として村八分にされています。彼女の言えが村人たちに襲われたとき、助けて
くれたのが墨冰で、パパは死んでしまいます。

でも、つかの間、花千骨にとって幸せな時間が訪れます。墨冰といっしょの生活がはじまり、家を直したり、剣法を習ったりします。しかし、やがて墨冰は消えてしまい、彼女は仕方なく蜀山派を目指します。こうして、花千骨の旅がはじまります。

白子画霍建华

霍建华という人は、ほんとにきれいだなあと思います。原作者のFresh果果が2008年にこの小説を書き始めたとき、白子画=霍建华でイメージしていたわけではないのでしょうが、今、白子画を演じられるのはこの人しかいないように思います。

白子画は五仙(仙人の最高位である上仙に到達した5人)の一人で、长留派に属しています。长留は新たな後継者を選ぶことになり、白子画が上仙(掌门)になります。実はこのからみで、白子画はいっとき下界で術を使わない修業をすることになります。それが花千骨を救った墨冰です。

白子画は常に沈着冷静で、その立ち居振る舞いは氷のように冷たいので、霍建华は、細やかなとか、お笑いだとか、熱血なとか、そういった演技は一切できません。ただひたすらの氷のような演技は、それが逆にぼくたちを笑わせてくれます。


杀阡陌马可

魔界および妖界の魔君(圣君)が、この杀阡陌で七杀派を統率しています。つまり、仙界・人界と対立しているのが七杀派で、物語の縦軸になるのが仙界・人界 vs 七杀派です。そして、六界で最も美しいのがこの杀阡陌です。

杀阡陌を演じているのは马可という売出中の鮮肉のひとりですが、けっこうでかい体で女装して、もっとも美しい存在を演じるのはやけくそ気味ですが、悪くなかったと思います。

花千骨は旅の途中、东方彧卿と杀阡陌に出会い、东方も杀阡陌も彼女に恋してしまいます。ただし、杀阡陌の場合、花千骨に死んでしまった妹を重ねて見ています。“小不点、わたし、きれい?” と問われる花千骨は “おねえさ
ま。とってもきれいよ” と答えます。

杀阡陌は花千骨のことを、ほとんど “小不点” と呼びます。“小不点” というのはとても小さいという意味で、人間に対して使えばチビということになります。杀阡陌の言う “小不点” は、日本語だと目の中に入れても痛くないといった意味に相当するのでしょう。

杀阡陌は一貫して花千骨を守るための行動に出るため、白子画が花千骨に冷たくあたっても許そうとはしません。そういうわけで、仙界・人界 vs 七杀派の対立は、ちょっと複雑になってしまいます。

单春秋阮伟旌

杀阡陌が仙界・人界 vs 七杀派の対立そのものにはさっぱり興味を示さないため、もっぱら悪事に走るのが七杀派の护法である单chán春秋です。

この人は実は、杀阡陌を殺して自分が七杀派の魔君となり、さらには六界を統一しようという野心を持っています。しかし单春秋の企みはことごとく失敗してしまい、しかも失敗の原因にはたいてい花千骨がからんでいます。

濃くて長い茶色の眉とかもみあげだとかで、この人がいったいどんな顔なのかはまるでわかりません。

どんな顔をしているのかは、《花千骨》 の後日譚である 現代を舞台にした 《花千骨 2015》 を見るとわかります。

旷野天王修泽

杀阡陌の手下の一番手が单春秋ならば、旷野天は单春秋の手下です。この人の顔は切り傷だらけというか、ひび割れだらけで、やっぱり実際はどんな顔なのかわかりません。こちらも 《花千骨 2015》 を見ると、実際の顔がわかります。

七杀派の具体的なキャラクタは杀阡陌と单春秋、旷野天の3人しかいません。小説 《花千骨》 はそれで良かったのかもしれませんが、3人だけの悪党軍団というのはドラマになってしまうと物足りなさがあります。


夏紫薰蒋欣

五仙というのが誰かというと、白子画・夏紫薰・檀梵・无垢・东华の5人です。一人だけ女性がいて、香水の仙人です。誰が演じているかというと、《甄嬛传》 で強烈な悪女・华妃を演じた蒋欣です。

ちょっとぽちゃなので、わりと粘着質に向くのでしょう。胡军の 《天龙八部》 2003 でも、蒋欣の木婉清はけっこう粘着質でした。今回はどんな粘着質なのかというと、蒋欣の夏紫薰は白子画に恋しているのです。しかし、白子画はいっこうになびきません。

五仙は、今はばらばらに暮らしています。でも、紫薰は白子画が恋しくてちょこちょこ长留に来て、子画に迫ります。一方、紫薰に恋して
いるのが檀梵です。

書いてしまいますが、花千骨は白子画の弟子になります。长留の弟子になった者たちは剣の大会を経て、正式に誰の弟子になるのかが決まるのですが、あれこれあって白子画は花千骨を弟子にします。もう、紫薰は耐えられません。

檀梵杨烁

檀梵は今でも紫薰を口説こうとはしているのですが、白子画の紫薰に対する態度と同様、紫薰にはまるでその気はありません。

五仙のあとの二人、无垢と东华も登場します。くわしいことは書きませんが、問題は东华です。失踪したまま行方がわかりません。ドラマが進んでいくと、誰が东华であるのかはわかってくるので、楽しみにしておきましょう。


摩严蒋一铭

长留を取り仕切る三尊が世尊(摩严)、尊上(白子画)、儒尊(笙箫默)で、この順番で师兄(兄弟子)→师弟(弟弟子)にあたります。摩严が、一番頭が硬いとというかお馬鹿さんというか、保守的というかルール一辺倒な立場です。

実は大きな秘密があるのですが、そういう問題は見てのお楽しみにしておきましょう。また、花千骨に一番つらくあたるのもこの人です。ついには罪人となった花千骨をなんと……。

笙箫默苗驰

长留三尊のなかで最もいいかげんというか、頭がやわらかいというか、ルールにとらわれないのが儒尊です。白子画以外はみんな強くはないので、この人も大きな見せ場はありません。ただし、一番、人の気持ちがわかっているのが儒尊で、白子画や花千骨のよき理解者です。

长留では長いこと弟子を取っていなかったため、新しい弟子を募集します。もちろん、この新弟子募集に花千骨も参加するわけです。新弟子募集の結果、儒尊が弟子にしたのは大して腕は立たないお笑いカップルなのでした。


霓漫天李纯

长留の新弟子のひとりで、パパは蓬莱岛主の霓ní千丈です。一定期間の修業の後、仙剑比赛で優勝すれば白子画の弟子になれるのですが、優勝に最も近いと思われるのが霓漫天です。人喰い植物との戦いにおいて、霓漫天は花千骨の良きお友達になります。

花千骨は长留の弟子にはなるのですが、このときすでに蜀山派の掌门でもあります。こういった何かにつけ、花千骨ばかりが目立つ事態に霓漫天は苛立ちます。

やがて、霓漫天はすべてにおいて花千骨と対立することになります。しかも、花千骨が白子画に恋心を抱いていることに気づいてしまいます。

朔风江明洋

かなり尖った顔をしている新弟子の一人が朔风です。长留の新弟子試験の当日、誰もが霓漫天に一目置くのですが、朔风は漫天を無視します。

新弟子たちが灯籠流しをしているとき、朔风は誰かに “どこで生まれたの?” みたいなことを聞かれて、彼は “俺は石から生まれたんだ” と、孙悟空みたいなことを言います。出生には、何か秘密がありそうです。

やがて、花千骨は白子画を救うために十大神器探しの旅に出るのですが、このとき朔风は花千骨に同
行します。

·

孟玄朗徐海乔

长留の新弟子たちが苦労して試験にパスしたのに、孟玄朗は無試験で新弟子になります。なんでかというと、皇帝の息子だからです。しかし、皇帝は自分の死期が近いことを悟り、玄朗を後継に指名したため、彼は王室に戻らなければなりません。

孟玄朗も花千骨に惚れてしまうのですが、花千骨にとっては、杀阡陌や东方と同様、良きお友達です。杀阡陌のパワーには比べようはないものの、皇帝という立場から苦境にある花千骨を何かと手助けしようとします。

轻水鲍天琦

霓漫天がことごとく花千骨と対立するようになってしまってからは、千骨のもっとも良き友達が轻水です。孟玄朗は、いくら花千骨に言い寄っても対象としては相手にされません。轻水は孟玄朗を好きになってしまいますが、やはり孟玄朗に相手にされません。

やがて、孟玄朗は皇帝になるため长留を去ってしまいます。孟玄朗をあきらめきれない轻水は、孟玄朗に会うため朝廷に忍び込んでしまいます。そんなとき国内にごたごたがあって、それを轻水のパパ(周国の王)が援助することになります。

というわけで、もとをただせば轻水と孟玄朗は親戚だったため、ならば轻水が宮女として皇帝にお仕えすればいい--ということになります。


落十一董春辉

摩严の一番弟子が落十一で、あれこれ新しい弟子たちの面倒を見ます。義侠心には厚いけれど、ちょっと頼りない……という武侠ものには必須の役どころです。

演じているのは董春辉という人ですが、このドラマでも 《花千骨 2015》 でも、一番得をした役者はこの人のように思います。

落十一が画面に登場すると、物語がなごみます。长留の新弟子たちも、彼になついています。

糖宝安悦溪

武侠ものには、女の子のぼけ役も欠かせません。それが糖宝です。糖宝は灵虫で、言葉のしゃべれるいも虫です。千骨と东方の旅の過程で登場し、千骨をママ、东方をパパと認識しています。

千骨が长留の入門試験に参加したときにはまだいも虫で、試験の間、落十一が糖宝を預かります。糖宝は、やがて人間の姿に変身して、こうして落十一と糖宝の恋物語がはじまっていきます。


东方彧卿张丹峰

花千骨と白子画がこのドラマの主人公だとすれば、それに次ぐ重要な役どころが杀阡陌と东方彧卿でしょう。見ていれば、だいたいはわかってくるのですが、东方のあれこれについては書かないでおきましょう。

千骨が蜀山への旅の途中、水浴びをしていると、たまたま东方に見られてしまいます。

これがきっかけで二人は良き友達となっていきます。杀阡陌の花千骨を守るための行動は、たいていは彼女にとっては迷惑なのですが、东方は千骨が困っているとタイミング良く現れて彼女を助けます。

 《花千骨》 関連記事
花千骨 2015|舞台は 《仙剑三》、物語は金庸の良いとこ取り
花千骨 2015|ぼくたちを大笑いさせてくれた素敵な登場人物たち
《花千骨 2015》 2015|花千骨御一行様、現代にお成り~!
花千骨 2015|2015年の花千骨御一行様って、どんな人たち?

心之火(电视剧《花千骨》片头曲)


花千骨 搞笑 NG 花絮霍建华赵丽颖


《花千骨》花絮尊上篇 霍建華原音迷人

0 件のコメント:

コメントを投稿