ぼくは、孙俪(スン・リー)が出ているというだけで、《关云长》という映画を見なければなりませんでした。そういうのと同じ理由で見なければならなかったのが
《鸿门宴(传奇)》 2011
です。だって、刘亦菲が出ているからです。
ぼくはいつも、刘备(劉備)-关羽(関羽)と刘邦(劉邦)-项羽(項羽)が、どっちがどっちだったか、誰が誰だったかわからなくなってしまいます。だって、なんとなく名前が似ているからです。
《关云长》は刘备-关羽などにまつわる物語で、つまりはいわゆる三国志関連のお話だったのですが、《鸿门宴》は、刘邦-项羽についてのお話のほうで、つまりは、戦国時代の混乱を制した秦がはやばやと崩壊した後、漢帝国ができる過程を描く物語です。
中国の歴史には、大混乱の時代があって、その後に大帝国の時代がくるという法則があります。しかも、大混乱の時代を整理する帝国はあっさりと滅びてしまい(秦・隋・民国)、その後にさらなる大帝国ができあがり、その大帝国は300年生きながらえます。
最近(2012年7月)、刘亦菲の出演する《四大名捕》という映画が公開されたはずですが、期待はしないで、そのうち見てみようと思います。
ところで、刘亦菲がどんなお家に住んでいるかというと、上の写真のようなお家です。
なんと、5000平米の豪宅だそうです。
この映画の鸿门宴(鴻門の会)では、金庸 《天龙八部》 の囲碁のシーンが盗用されています。《天龙八部》では、足の指が何本あるかということが問題だったわけですが、こちらでは手の指の本数が問題となります。
もちろん、刘亦菲はテレビドラマ《天龙八部》 2003 に出ています。《天龙八部》 は、刘亦菲のほとんどデビュー作のように思います。
この映画について語っておかなければならないのは、项羽を演じた冯绍峰でしょう。歴史的には、無茶苦茶強くて、無茶苦茶残虐で、無茶苦茶頭の弱い项羽を、よく演じていたと思います。
《鸿门宴》发终极预告片
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